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賭博問題からの再生を目指す大相撲で、日本相撲協会内部の親方衆による改革委員会が23日にも発足することが2日、急浮上した。この日、立浪一門が両国国技館で緊急の一門会を開き、内部の改革委員会の設置を決議。他の一門も追随する意向で23日に臨時の年寄総会を開催する運びとなった。この会合で改革委員会の設置がまとまる見込みで、協会改革へ親方衆が決起する。
大相撲の改革へ親方衆が立ち上がる。立浪一門が内部の改革委員会の設置を求めることを決定した。今後、5日に時津風、20日には二所ノ関の各一門が一門会を開催し、立浪一門と同様の決議を行う見込みだ。関係者によると23日に臨時の年寄総会を開くことが内定しており、この総会で一気に協会へ内部の親方衆による改革委員会の設置を提案することが濃厚だ。
親方衆が改革委員会を設置する動きは名古屋場所前に表面化。初日前日の7月10日に年寄総会を開く方針が固まっていたが、一部の親方が「本場所に混乱を招く」と慎重な姿勢を示し、先送りされていた。今回の立浪一門の決議は同場所前の構想を具体化したもので、ある親方は「外部だけでなく自分たち内部の人間も真剣に改革について勉強しないといけない」と強い意欲を示した。
賭博問題を受け、協会は改革に関し外部の有識者による「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」の提案に委ねている。こうした現状に、大多数の親方は協会内部の意見も聞いてほしいとの考えを持っている。これは決して外部からの改革を拒否するものではない。ある中堅の親方は「外からの意見に加え自分たち内部からの考えも聞いてもらうことでよりよい改革案が出てくると思う」と明かす。最終的に改革案を決めるのは協会の理事会。内外双方からの改革案を吟味して大相撲の再生へより前向きな決議を理事会で行ってほしいとの親方衆の願いでもある。
年寄会の会長を務める尾車親方(元大関・琴風)も「みんなが真剣に協会について考えていこうという表れだと思う」と親方衆の熱意をくみ取った。現時点で一門会の予定がない出羽海一門のある親方も「内部で意見をまとめるのはいいことだと思う」と賛同。独立委員会の複数の委員も「協会内部の親方、力士が変わろうとしないと何も変わらない」と明かす。不祥事からの再生へ、協会内外が二人三脚で歩き出す。
◆年寄総会 協会の親方の集まりで、一般の会社でいえば労働組合のようなもの。現役力士の「力士会」にあたる。現在の年寄数は一代年寄の北の湖、貴乃花両親方を合わせて107人。協会などに要望を出すことができ、特に拘束力があるわけではないが、意見は重要視される。過去には露鵬、白露山の大麻疑惑問題などで、年寄総会の総意で理事会、評議員会の早期開催を要求。2日後に理事会と評議員会を開くことが決定した。
(2010年8月3日06時02分 スポーツ報知)
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