年寄会が協会理事に「年寄総会」出席要求

　日本相撲協会の親方衆で構成する年寄会が、２３日に国技館で開催する年寄総会に協会の理事の出席を求めていることが４日、分かった。一連の賭博問題への経緯と今後の改革への意見などを相互に交換したい考えで、実現すれば階級の枠を越えた画期的な会合になる。

　また、２３日には午後から全年寄、十両以上の関取らが参加する「再生に向けた意見交換会」が予定されている。複数の関係者によると、当初とは異なり「意見交換会」は全年寄と一部の関取、立行司らが出席の評議員会として開催する方向で、調整が進んでいるという。ここに外部有識者による「ガバナンス（統治）の整備に関する独立委員会」の委員を招き、協会内部からの改革案と意見を交換する場にしたいという。

　また評議員会になれば、武蔵川理事長の辞任に伴う後任の承認も決議できる。２３日が意見交換会ではなく評議員会に変更されれば、新理事長がこの日に決まる可能性が高い。