相撲協会の臨時理事会に先立ち、若手から中堅親方の有志が5日午前、東京・両国国技館に集まって臨時会合を開き、武蔵川理事長の続投を求める意見をまとめた。
出席者によれば、「理事長辞任へ」の情報が流れた4日夜、中堅親方が中心となって会合を招集。五つある一門などの枠を超えて約40人が集まり、力士出身の理事長が再生に向けて推進してもらいたいとの要望を武蔵川理事長に伝えた。
出席者の中で春日山親方(元幕内春日富士)は「理事長には引き続きやってもらいたいという意見にまとまった」と説明。錦戸親方(元関脇水戸泉)は「上(執行部)から情報は来ないし、辞任報道は寝耳に水。みんな心配だから集まった」と話した。
(2010年8月5日)