行列を理由に店じまいなんて。
品川区大崎の人気ラーメン店「六厘舎(ろくりんしゃ)」本店が今月29日で閉店することになったそうです。なんとその理由は「行列ができて通行の妨げになるから」。近隣住民の方から苦情が出ているとのことですが、会社からも近いのでちょっと寄って参りました。
私が行列に加わったのは午後2時3分から。30度を超える炎天下だったのに私の前には70人くらい並んでいました。複数のテレビ局も取材に来ていましたね。
10人程度が座れるカウンターの店内に入れたのは午後3時15分。1~2時間待つとは聞いていましたが、私は1時間12分かかりました。
店内に入ると、店長さんが「長いことお待たせしました!」とカチカチに凍ったおしぼりを出してくれました。店員さんたちは活気があって、接客にイヤミがありません。
麺は極太麺。つけダレは、豚骨や鶏がらベースに魚介風味を加えたもので、最近ではつけめん屋さんの定番になっているものでした。
私はラーメン愛好家ではないので、よく分かりませんが、この系統を私が初めて味わったのは中野区の有名店「青葉」だったような気がします。
もちろん私の好みの味ではありますが、1~2時間並ぶ価値があるかというとどうかなあ?
しかし、大盛りを食べ終わってスープを飲み干しても胃もたれしなかったから食材は良いのかな、という気がしました。
それにしても「行列を理由に閉店」というのは、あまりにも不自然な気がします。どう努力してもなかなか客が集まらずに潰れていく飲食店が数多くある中で、あまりにももったいない話です。
この日もスタッフの方が、行列しているお客さんを並べて、車や自転車、人の通行の妨げにならないよう気遣っていました。お店を閉めなくても改善する方法があるように思えるんですけどね。
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