(cache) 韓国への配慮必要 併合100年で仙谷長官 - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 韓国への配慮必要 併合100年で仙谷長官

     仙谷由人官房長官は4日夕の記者会見で、今月29日に日韓併合100年を迎えることに関して「植民地支配で傷つけた方は、傷つけられた方より忘れやすい。未来志向の関係につながるよう、人道的な立場で障害になるものは取り除く努力が必要だ」と指摘、韓国側への十分な配慮が必要だとの認識を表明した。

     同時に「日韓基本条約も一つのけじめだが、庶民レベルでは、まだいろんなものが残っている。被害感情を持っている人もいる」と指摘。1993年に細川護熙元首相が「朝鮮半島の方々は母国語教育の機会を奪われた」などと謝罪したことに触れ「言葉や文化を奪ったという植民地支配の実態もあったということだから、そこは直視して考えていかねばならない」と強調した。

     また、「特に宗教的儀式を強制したのも、彼らの誇りを傷つけたと聞かされている」とも述べた。

     日韓併合に至る経緯については「アジアをめぐる帝国主義国家間の争いに、当時の李氏朝鮮が弱者の立場で翻弄されて巻き込まれ、日本の植民地にまでなってしまった」と説明。「韓国の国民からすればたまらない話だ」と語った。

      【共同通信】