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イオンで宮崎牛など集中販売 知事支援呼び掛け

(2010年7月31日付)

 口蹄疫被害を受けた本県を支援しようと、イオングループは30日から、全国207店舗で宮崎牛などを集中販売する「がんばろう!宮崎」セールを始めた。8月1日まで。初日は東国原知事が「ジャスコ品川シーサイド店」(東京都品川区)で「元気な宮崎を再構築するため、宮崎のおいしいものを食べてください」とトップセールスした。

 イオン(千葉市、岡田元也社長)はこれまで義援金を寄付したり、グループ各店で募金活動を実施。今回は27日の非常事態宣言解除を受け、宮崎牛などの生産農家支援、風評被害一掃などを目的に企画した。北海道から沖縄県までの「ジャスコ」「マックスバリュ」などの各店で通常は取り扱っていない宮崎牛をはじめ、本県産豚、鶏肉、加工品などを販売している。

 ジャスコ品川シーサイド店では開幕イベントがあり、知事が「宮崎は3カ月間、見えないウイルスと戦ってきたが、27日に一応のヤマ場を超えることができた。その間、心温まる義援金やメッセージをいただき、ありがとうございました」と全国からの支援に感謝。「元気な宮崎を再構築するためにも、大消費地の東京で宮崎のおいしいものを食べていただきたい」と、県産品の消費による支援を買い物客らに呼び掛けた。

 みやざき花の女王の矢野鮎さんも「口蹄疫からの復興に一丸となって頑張っています。そんな県民も皆さんをお待ちしています」と旅行などでの来県をアピールした。

【写真】「がんばろう!宮崎」セール来場者に宮崎牛を配布する東国原知事(中央)=30日午後、東京都品川区・ジャスコ品川シーサイド店