下記の件、いちおう解決したようです。
コメントでいただいた情報によれば、主治医も確認できているそうなので、おそらくはこれで大丈夫なのではないかと思います。
あとはこれを機にホメオパシーを断念してくれればいいのですが
............
K2の話題に関連して教えていただいたものです。
由井寅子氏が学長をつとめるThe Japan Royal Academy of Homeopathyの掲示板に、愛媛県在住と思われるお母さんからの以下のような相談と回答が掲載されていました。7/13づけですので、つい最近のものです
これはお母さんがホメオパシーに傾倒して医師の指導に従わず、子供の健康を危険に陥れている事例と思います。腎臓が悪いのに薬を止めるなど、子供の命にかかわるのではないかと心配です。これは明らかな児童虐待ではないでしょうか。
それを奨励しているのがThe Japan Royal Academy of Homeopathy所属のホメオパスだというわけです。例によって「好転反応」だとかなんだとか、意味のない言葉を並べていますが、まったく無意味です。単に児童虐待を奨励しているだけの団体と言っていいでしょう。
この件は、すでにネット上のさまざまなところで議論されていますし、実際に複数のかたが児童相談所や愛媛県警に通報しておられます。
児童相談所がなんとかできるのか、警察がどうにかできるのか、よくわかりませんが、緊急に対処してくれることを望みます。
現実問題として、児童相談所では対応できないのかな、というのがlets_skepticさんのブログからの感想ですが
http://d.hatena.ne.jp/lets_skeptic/20100715/p1
それでもなんとかならんかと思います
いずれにしても、「過激なホメオパシーには実害がある」というはっきりした実例になっています。
以下はサイトに書かれていた相談と回答の転載です
............................................
タイトル : 主訴は腎臓です。2歳で発病し、2年ほど入院し、今は通院しています。10歳になりました。
記事No : 3388
投稿日 : 2010/07/13(Tue) 11:34
投稿者 : 女性・愛媛県・とらのこ会
現在、子供が健康相談にかかりお世話になっております。
主訴は腎臓です。2歳で発病し、2年ほど入院し、今は通院しています。10歳になりました。
病院では、免疫抑制剤がだされ、毎日飲まなくてはならず、とても疑問を感じていたところに、ホメオパシーに出会い、やってみたいと強く思い、相談会を申し込みました。3回めの相談を受けたところです。
今は病院の薬は飲ませていません。
かんじんひぞう、バーバリスをとっておりますが、調子よさそうにしています。
ただ、やはり毒だしのレメディ(抗生剤、全身麻酔、胸腺の毒だし)をとると、すごい好転反応がでてしまいます。わかってはいますが、ちょっと続けられないくらい、顔、特に目がはれてパンパン、足もむくみ、蛋白尿がでて、みているのが辛くて断念してしまいます。
尿量は減ってはいません。血尿もでていません。
なんとか乗り切りたくて、好転反応の対処のレメディを担当の先生に聞いてみましたが、ヒットせず、毒だしを断念して終わってしまいます。
むくみや蛋白尿が出たときのレメディを教えてください。
インフルエンザや、溶連菌をレメディで乗り切ることができました。
このままレメディで腎臓をケアしていきたいのです。どうぞよろしくお願いします。
千葉先生
まず、むくみや蛋白尿に対するレメディーですが、エイピス(Apis), アーセニカム(Ars),カンサリス(Canth)などが良いものです。既に相談会を受けていらっしゃるということで、もうこれらのレメディーは試されているかもしれませんね。
好転反応が強くてお困りということですが、そういう場合には通常レメディーと共にマザーチンキを一緒に摂り、臓器サポートをすると臓器の機能が高まり、強い好転反応が出にくくなります。バーバーリスを取っていらっしゃるとありますが、これはマザーチンキのことでしょうか?もし、マザーチンキを既に取っているにも関わらず・・・ということであれば、担当のホメオパスにポーテンシーの変更してもらいましょう。LMポーテンシーにしてみるという手段もあります。詳しいことは担当ホメオパスにご相談されてみてください。
....................
わけのわからない代替医療も、かなり多くの場合、善意によって行なわれるのではないかと思います。少なくとも、上のお母さんが子供に対して悪意をもっているわけではないのは明らかでしょう。
では、代替医療側、たとえば上のThe Japan Royal Academy of Homeopathyの側は善意なのか。もちろん、善意だと主張するでしょうし、そのつもりでしょう。しかし、上の「千葉先生」の言葉から善意を読み取る気にはなれませんね。悪意しか感じない。本人は善意のつもりでしょうけど、善意なら「医者に診せろ」以外にありえない。それを言わないのは、単に自分のことしか考えていないからですよ。これは悪意だと思う。The Japan Royal Academy of Homeopathyも学長とかいう由井氏も、この状況下で「医者に診せろ」と言わない人たちの善意というのはつまりは悪意なのですよ。
この記事に対するコメント[158件]
1. PseuDoctor
— July 16, 2010 @00:25:23
児童相談所で無理なら、やはり警察でしょうか。
どこまで強制できるのかは存じませんが、警察なら「とらのこ会」に愛媛県内の会員情報を提供させる事は出来ないものでしょうか。
あと、Twitterでも教えて頂きました。
こちらの医師は、実際に愛媛県警に通報された様です。
http://ameblo.jp/aestheticsurgeon/entry-10591301825.html
3. 摂津国人 — July 16, 2010 @00:33:39
その地域の小児科や関係する病院などの団体に広く注意喚起を要請できないのでしょうか。
通院しているとかかれていますから該当する児童に思い当たる医療関係者もおられるのではないでしょうか。
> 病院では、免疫抑制剤がだされ、
> 今は病院の薬は飲ませていません。
> すごい好転反応がでてしまいます。
場合によっては、家庭裁判所に親権停止の仮処分申請も必要なケースだと思います。
6. ご(゚∀゚)o彡゚ご〜
— July 16, 2010 @01:06:27
取り急ぎ愛媛県警web site 内の通報フォームから
実名、住所、連絡先電話番号、メールアドレス入りで通報したのですが
愛媛県警からの返答は、15日中には有りませんでした。
明日は電話する時間が有りそうなので電話してみます。
>>5 mimonさん
> これは、「医者に診せろ」ではなく、「救急車を呼べ」ではないでしょうか。
まったくその通りです。全身浮腫、蛋白尿など、生命の危機に直結する症状が既に出ています。
何とか間に合ってくれ、そればかり考えております。
腎臓はまずいです。とてもまずいです
8. くるむほるん — July 16, 2010 @01:48:51
生命の危機だと。そして救出が遅れると運良く生命は助かっても一生透析となる確率が大きい、と。
#SF大会では毎回お世話になっております>きくちさん
9. Taku — July 16, 2010 @01:57:46
RAHの掲示板の管理人さんや中の人、ここを見てたら早くこの子の母親に連絡して、病院に行くように説得してください。あなた方にはそれが可能しょ?
行政の手続きを待つまでもなく最も早くできるはずです。
ここからリンクされているのだから見てるでしょう?
頼む相手が違うかもしれませんが、お願いします。
緊急時の親権停止については、NATROMさんとこに事例があります。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090315
「親権喪失宣告」は、さすがに、やりすぎでして、本当の「親権停止」も、戸籍に記録されますから、躊躇されるかもしれませんけれども、「その後請求取り下げで親権を回復」という苦肉の策もあります。
本来でしたら、今年の国会で法制化されるはずだったのですけれども、いろいろなゴタゴタがあって、先延ばしになっています。
通報なさるときの予備知識として、知っていたほうが警察を説得しやすいでしょう。
もちろん、警察のほうがプロなのですから、通報者から教えられるようでは、ダメなのですけれども、「緊急時」というのは、ナンデモアリなのです。
12. zorori — July 16, 2010 @05:55:20
------------------------------------------------------------
体験談紹介ではなく、お願いがあり投稿させていただきます。
山口市において,ビタミンKを助産師が与えなかったため乳児が死亡した事件が報道され,再発防止に向け,貴校におかれましても、取り組まれていらっしゃることと拝察いたします。
当方も関心を持って推移を見守っているところですが,この体験談紹介のコーナーで気になる事例がございました。記事No.3388 の腎臓病疾患のお子さんにお母様が病院より処方された免疫抑制剤を与えていない,という内容の相談です。それに対して回答者の千葉先生という方は,免疫抑制剤を与えないことについてなんら注意や指導をされておりません。詳しい状況は分かりませんが,状況によっては山口市の事件同様,深刻な事態になるおそれがあります。
現在,ネット上ではこの件が話題になっており,心配された方が,児童相談所や警察に通報されています。しかし,匿名相談のため愛媛県在住という情報しか無く,有効な対処がなされるか不明です。
お願いと申しますのは,貴校から,相談者に連絡を取っていただき,病院から出された薬は服用する様に指導いただくことです。
貴校の由井学長も「現代医学との連携」を提唱されておりますので,免疫抑制剤の利用は何らホメオパシーの理念に反するものではないと思慮します。
勝手なお願いですが,是非ご考慮いただき,山口の事件の再発が杞憂に終わることを願っております。
------------------------------------------------------------
13. mimon — July 16, 2010 @06:43:19
http://www.rah-uk.com/case/case.html
私も、同旨の文面を送ろうかとも思ったのですが、おそらく、zororiさんの百倍くらいキツイ表現になるでしょうし、いまさら「免疫抑制剤」を再開して、間に合うのかなど、医療に関しては素人ですので、自粛しました。
医療関係の方などのご意見をいただけると、ありがたく存じます。
14. tty — July 16, 2010 @07:42:22
以下例
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3349&reno=no&oya=3349&mode=msgview&list=new
管理人
この医師は、自分の価値観と合わない人に遭遇し、否定されたと感じ、インチャが騒いで冷静でいられなくなってしまったのだと思います。否定される恐怖が強く、攻撃的になってしまったのだと思います。いずれにせよ、この医師の言われていることを聞くと、ワクチンやはしかに関して無知であることがわかります。
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3355&reno=no&oya=3355&mode=msgview&list=new
由井先生
しかしアトピーを薬で抑圧したことがあったならば、ホメオパシーの疥癬マヤズム治療をしませんと、どんなに風呂に入らずにいたとしても、治ることはないでしょう。
16. bonta — July 16, 2010 @08:27:41
いやまったくそのとおりで、過激で有害な団体だと私も思います。
zorori さんもおそらくその団体のことを百も承知であって、それでも今はあえてお願いをされたんだと思います。
子供の命がかかっている今、主義主張や好みを超越して出来得る行動を実行された。本当に頭が下がります。何か私もしようと考えております。
情報を広く伝えるという面では、新聞社や放送局になるんでしょうが、現在わかっているRAHの掲示板の情報だけではニュースとして取り上げられないかなあ。でもそれらの報道部の中にも、山口市の事件や手かざし事件を報道して、問題意識を持った人がいるはず。週刊誌はフットワークが軽いけどタイムラグが大きくて緊急時には間に合わないかなあ。
17. うさぎ林檎 — July 16, 2010 @09:15:43
公的機関から情報開示を求めることができれば、個人の特定はできそうです。
新聞等のマスコミに働きかけている方もおられます。一刻も早く事態が明白になりますように。
そして、お子さんの健康被害が最小限で済み、お母さんと一緒にいられるように心から願っています。
私はホメジャは”わかって”やっているプロだと買い被っていました。でも違ったようです、ホメジャは駄目だと思います。
いや、もちろんそうなのかもしれないし、そうではないのかもしれないけど。
「無害なものを与えることによる害」というのは扱いが難しく、彼らがでたらめを続けられる理由はそれなのでしょう。
19. かとう — July 16, 2010 @09:36:53
西洋医療の影響が強すぎた」で、終わらせる連中でしょう。
連絡先としては、児童相談所で間違っていなくて、NATROMさんの所
の記事にもある通り、児童相談所が動いて親権停止しています。
親族が解ればそちらから家庭裁判所へでいいのですが、それも解ら
ない以上、最善に動けるのが児童相談所ですね。
警察は事件性が無いとなかなか動けないですが、児童相談所からの
要請ならある程度は動いてくれますし。
ただ、今回の件で、児童相談所が動けないのは、どこの誰か解らない
事です。
情報開示へのノウハウがある人が、サポートできれば。。
21. 技術開発者 — July 16, 2010 @09:38:29
>ホメジャ一派が「現代医学との連携」といっているのは口先だけですよね。標準医療とは全く逆の指針をエビデンスなしで出しといて、連携可能とかありえない。
なんていうかな、例えば「日常生活を代替医療で頑張って駄目なときには現代医療に」なんて連携は、それ自体がとても危険な考え方なんですね。
私は「もう少しで無医村」という僻地で育ったんですけどね。年寄りの医者が、広い地域を「今日はこっちの診療所、明日はあっちの診療所」なんて動いている様な地域ね。今と違って検査機器だってあまりない診療所でね。医者だって「俺は内科」なんて言ってられなくて、何でも見るしか無い状態ね。でもね、地域の人が頼りにしていた訳です。そしてその医者の評判というのがね「治療はヤブかもしれないが、緊急往診も嫌がらないし、重い病気はきちんと見分けて街の病院を勧める良い先生」だったのね。
なんていうかな、医師の一つの仕事として「簡単な投薬と静養で済む状態か、きちんとした入院治療などが必要かを見分ける」というのがあると思うわけですよ。今になってその医者の事を考えるとね、或る意味名医かも知れないと思うんですね。たいした検査機器もない診療所で問診と触診を中心にして「重い病気」を見分けて居たわけだからね。
なんていうかな、「日常生活を代替医療で頑張る」というとき、その代替医療の推進者は、「この咳は長い風邪なのか結核なのか」を見分けなきゃならない訳です。「この胃痛は軽い胃炎なのか今にも大出血しそうな胃潰瘍なのか」を見分けなきゃならない訳です。「このお腹が痛いという子供は、軽い腸炎なのか腸捻転なのか」を見分けなきゃ成らない訳です。上げた例は、全て「手遅れになると大変」な話ばかりです。「日常生活を代替医療で頑張る」ことを勧める代替医療の推進者は「自分は見分けられる」と思っているかも知れないけど、とても難しいものなんです。
相手の様子を見て、「それはただの風邪だから、レメディをとりなさい」と言うのは違法行為ではないかしら。
23. かとう — July 16, 2010 @10:15:07
小児科医師会が動いてくれれば、元々かかっていた子供さんの主治医
が気がつく可能性はありますね。
その主治医と児童相談所が連携すれば、診られるかもしれません。
24. 摂津国人 — July 16, 2010 @10:16:46
どれだけ緊急の状態か私は理解できませんが、
かつて薬局で誤って危険な薬品を渡してしまったとき、
NHKが放送中商品名を連呼して伝えたことがあります。
危険な状態であれば、報道してくれると思います。
26. かとう — July 16, 2010 @10:34:00
人工透析かも。数日レベルで亡くなる可能性が高い。と言う事の様です。
27. かとう — July 16, 2010 @10:43:55
これに関しては、医師が声をあげないと、なかなか俎上に乗らないですね。
警察が動くのは、被害者が出てからなので、ホメのせいで重病になった
り亡くなった方が告訴するか、独占資格である医師の方々が業を犯され
ているという形での告発が欲しいところです。
28. ご(゚∀゚)o彡゚ご〜
— July 16, 2010 @10:41:12
たった今愛媛県警に電話しました。
色々と言いたいことは有るのですが、
まぁ、警察組織としては仕方ないのかなと。
電話で確認出来た事実だけを書くと
通報を受けた部署から、少年課に連絡を取り、事実関係を確認中だと。
RAHの体験談ページまでは見に行ったそうですが、
児童が実在するのかどうかの確認も難しいと......
児童虐待に関しては、原則的には窓口は児童相談所
仮に本当に生命の危機が有るのなら、警察も動くとのことでした。
何だか煮え切らない返事でしたが、仕方ないのでしょうね。
愛媛県の小児科医師会への注意喚起を含めて、次の手を考えます。
(今回の電話に関しては全て録音しましたので、いずれ必要と判断したら
テキストに起こしてアップします)
29. ご(゚∀゚)o彡゚ご〜
— July 16, 2010 @11:01:23
連投失礼します。
今、愛媛県医師会の代表番号に電話しました。
折り返しの電話待ちです。
30. たかぎF — July 16, 2010 @12:29:14
「千葉先生」は,この↓ホメオパスだと思いますよ.
http://jphma.org/nintei/center/center_49.html
http://www.spice.or.jp/~kidney/index_02.html
http://www.achmc.pref.aichi.jp/Family/kidney.htm
免疫抑制剤を飲むまでの腎臓病はかなり珍しく、人数はそれほど多くありません。かかりつけの病院も普通の市民病院ではなく、腎臓内科のあるこども専門のセンターではないでしょうか。かかりつけの病院は限定されてます。
こういった患者を持つお母さんはそれなりに勉強会に出席したり、親同士で情報交換しあったり、特にこの件の母親はホメオパシーにたどり着くまで勉強熱心なようですから、知り合いもいたんじゃないでしょうか。病院暦が長いと顔見知りも増えますし。
これは本当に一刻を争います。警察や児童相談所は薬を飲まず、パンパンに浮腫みが出るほど放置された腎臓病患者がどんなに危険か分かっていないからノンキな対応するんです。命にかかわります。腹水による肺の圧迫で呼吸困難、高脂血症による心不全に至ることが考えられます。
32. LiX — July 16, 2010 @12:50:29
SF物理マニアさんも悪気はないのでしょうが、別な千葉先生に御迷惑がかかるので、これは削除した方が良いでしょう。
33. 摂津国人 — July 16, 2010 @12:59:35
34. north-pole — July 16, 2010 @14:29:26
35. ご(゚∀゚)o彡゚ご〜
— July 16, 2010 @14:37:06
やはり電話で応対された方にご理解いただけなかったためか
医師会からの折り返しの電話は、色よい物ではありませんでした。
「対応に関しては話せない。メールを読んで担当理事が判断する」
とのことです。
現在移動の車内ですので、腰を落ち着けたら早速メールの作成にあたります。
36. 四国人 — July 16, 2010 @14:22:17
香川県善通寺市の香川小児病院に行くことが多いです。
http://www.hosp.go.jp/~kagawasy/
37. なあ — July 16, 2010 @15:33:53
マルチポスト失礼します。
再度愛媛県警に電話しました。
・15:10現在まだ対応検討中。
・児童虐待として介入可能かどうか結論が出ていない。
・女児と母親の特定もできていない。
・医師からも含め問い合わせが相次ぎ、ネットで話題になっていることは把握している。
とのことでした。
命の危険があるとの医師の見解が出ていること、通常の情報開示の手続きを取っていては手遅れになるかもしれないことを伝え、進展があったら連絡してほしいとお願いしました。
「医師からも問い合わせが相次ぎ」とのことですので、あとの判断は医師と警察にまかせて、静観するしかないでしょうね。
39. alpinix from Hatena — July 16, 2010 @15:33:44
ここ2日ほどやりとりを拝見させていただいており、ホメオパシーに対して素朴な疑問が持っております。(私は一般人=非ホメオです)
.曠瓮パシーは日本国内では医療行為ではないと認識していますが、ホメオパスと呼ばれるホメオパシー施術者は日本の法律上は"医者"ではないはずなのに、レメディ投与という医療行為を行っても医師法違反には問われないのでしょうか?
▲譽瓮妊は医薬品ではないので,論り立たないとなった場合、そうすると医薬品ではないレメディを「好転反応」をうたって「このレメディを飲めば病気は治ります/よくなります」と患者に伝え処方することは薬事法違反には当たるのではないでしょうか?
レメディには薬効成分が無いのだから△論り立たない、となった場合、今度は「薬効成分が無いのだから好転反応は起こらない=そもそも施術者自身が効くとは思っていないのですから」レメディを効くと言って処方するのは、偽証罪にはならないのでしょうか?
医療にはあまりくわしくないので、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示いただければと存じます。
40. かとう — July 16, 2010 @16:09:32
偽証罪が成立するのには、宣誓の下での証言のみです。
警察での調書でさえ偽証罪にはなりません。
>「このレメディを飲めば病気は治ります/よくなります」
もし、これをはっきり言っていれば、薬事法違反になりえます。
末端の人は言ってるかも知れないですが、元薬剤師の顧問弁護士
http://www.hahnemann-academy.com/teacher/profile.html
#一番下を参照
も居るので、おおっぴらには薬事法違反になるような事は言わ
ないようにしているのでしょう。
>レメディ投与という医療行為を行っても医師法違反
上述の通り防衛体制はあるので、ホメオパシー団体自体は、
医療行為と捕らえられる様な行為はしてないでしょうね。
41. 高洲 — July 16, 2010 @16:20:49
偽証罪ではなく詐欺でしょう。
健康や場合によっては人命に関わる詐欺だから、ここまで問題視されているのです。
42. かとう — July 16, 2010 @16:28:53
詐欺は無理筋です。
愛媛県医師会に電話しました。
初め「警察が動いているのなら何もできない」とそっけなく言われましたが、女児の治療経過等から、医療機関の特定は難しくないのではと指摘しました。
「医療機関が特定できたとしても、情報を公開してくれるかどうか…」
「公開なんかしてくれなくていいんです!どこの誰かなんてわからなくていいんです!主治医の先生がお母さんを説得して治療を受けさせてくれて、女の子の命が助かれば!」
「…そう、ですね…」
警察が事態を甘く見ているなら女児の命を助けられるのは医師ルートしかないと食い下がり、「検討します」との回答を引き出しました。
44. 技術開発者 — July 16, 2010 @16:46:01
日本ホメオパシー振興会あたりは、弁護士に聞いて「ギリギリの線」を探している面がありましてね。
http://nihon-homeopathy.net/archives/seminar/legal.htm
なんていうか、いまの日本では「ギリギリでも法律にひっかからなければOK」というのが国民の常識になっているのですが、本来、「法律は最低限のモラル」ですから、モラル的にはかなり低い事なんですね。でもって、国民が「モラル高くありたい」と思っていた時代は、「法律ギリギリを探すなんてのは、モラルの低い奴」と社会的制裁(つまりは嫌われることでいたたまれなくする)が働いたんですが、今の日本では「賢い奴」と賞賛される状態なんです。
「ギリギリを歩く者はいつかは踏み出す」なんて言いましてね。実際に踏みだしちゃう事で大きな問題が出るわけで、踏み越えた部分がたまたま露見すれば、今回の様に問題になるのです。
特に技術開発者さんから紹介いただいたこちらの問答は、ホメオパシージャパンがどのような考えでいるか(どの程度の法律知識を持っているのか)ということがよく分かる内容で参考になりました。
>http://nihon-homeopathy.net/archives/seminar/legal.htm
レメディの砂糖球セットと、効能を書いた由井の本が別々に売られているのはそっちの方が儲けやすいのかとこれまで思っていたのですが、そうではなく、薬事法の絡みもあるのかもしれないですね。
(そこまで考えているのだとすると余計に厄介な団体ではありますけど)
今回の山口の件、愛媛の件は、Y新聞のGJやネットでの問題意識の高まりや偶然もあって露見しましたが、逆に言えばそういうことがなければ露見しにくい体質を内包している団体だなあと改めて感じました。
皆様の回答を総合すると、突破口があるとすれば薬事法違反の面から問いただすのが効果があるのかもしれませんね。(薬事法違反を犯さないことを宣言させれば、レメディに効果が無いことを認めざるを得ないので施術行為に自己矛盾が生じてしまう。少なくとも表立っての行為の歯止めにはなりそうですね)
48. 摂津国人 — July 16, 2010 @17:19:03
ただ横からですみませんが児童が女児であるとは限らない気がします。
それと元の記事の情報が加工された物の可能性もあるのであまり厳密に特定せず、愛媛かその周辺の腎臓病の児童で予後が妙に悪かったり、病院と連絡がつかなくなった方がいないかも含めて注意喚起してもらう方がよいと思います。
49. たかぎF — July 16, 2010 @17:18:32
このお子さん、女の子でしたっけ?
「体験談」のページには女児という記述はないと思うのですが。
実は男の子で「女の子」情報のために見落されるようなことがあったら、折角の通報が無駄になってしまうのではないかと…
50. LiX — July 16, 2010 @17:27:34
いろいろと法律のことなんかを説明したい面はあるんだけど、なんていうかな、このエントリではやりにくいのですよ。なにせ、お子さんを救いたくて、皆さんが必死に頑張られてるエントリですからね。
ということで、「ビタミンK問題: 助産院とホメオパシー」ってエントリの方に移りませんか?
52. かとう — July 16, 2010 @17:34:41
ホメオパシーは世界で最も安全な医療?
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1251885631
53. なあ — July 16, 2010 @17:45:07
たかぎFさん
LiXさん
先ほどlets_skepticさんのブログで、かとうさんからご指摘をいただくまで気がついていませんでした。
私の勘違い、読み間違いです。「体験談」以外の情報源があったわけではありません。
もし私の発言を引用・転載される方がおられましたら、「※『女児』『女の子』は勘違い(未確定)」と注を追加していただけますようお願いします。
54. alpinix from Hatena — July 16, 2010 @17:48:08
いえ、流れ的にもう聞けるかなと判断しての投稿だったのですが、時期尚早・私の勇み足だったようです。こちらこそ気を使わせてしまい失礼しました。
愛媛のお子さんは一刻を争う状況の可能性があり、これ以上平行して直接は関係の無い議論することで、本来急ぐべき話題が流れたり、埋もれたりしてしまうのは私も本意ではありません。
別スレッドか、または時期を改めて別の機会におじゃまします。
>なあさん
貴方の行動力には感服しました。ただ私見を申しますと私はあの記事を読んだときに直感的には「男の子?」と感じました(読み返したらどちらかを明示する記述はないようですが)。
子供の年齢以外は疑って掛かった方がいいかもしれません。
(病気の子供の治療を第一に考える親が、患者の年齢という治療に重大な影響を及ぼす要因を誤魔化すとは思えないので。逆にいうと母親の年齢はキリがよすぎなので偽りの可能性はありますね)
55. takahata — July 16, 2010 @18:03:56
しかし、他にも目を覆いたくなるようなやり取りが多いですね、The Japan Royal Academy of Homeopathyの掲示板は。
これとか↓
4ヶ月の赤ちゃんですが、生後まもなくから涙目で、鼻涙管閉塞と診断を受けてます。
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3368&reno=no&oya=3368&mode=msgview&list=new
これとか↓
アトピーと喘息をもつ6才の息子が、いるのですが、今年小学校に入学したとたん喘息の発作を1週間に数回おこすようになりました
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3335&reno=no&oya=3335&mode=msgview&list=new
自分の意思とは関係なく保護者の判断で苦しい思いを余儀なくされている子どもたちが可哀想です。
以前に私が運営していた掲示板に自殺を示唆する投稿がありました。私の掲示板は投稿者のIPを記録していましたので、ホストを弾いてプロバイダーに電話するも営業時間外で通じず、所轄の警察署に電話しました。電話を受けた警察官は、その場で上司と相談し、即座に「保護」の決定を回答されました。その後、警察がプロバイダーで通信記録から投稿者を特定し、事なきを得ました。
普通の掲示板はセキュリティー上の理由から、表示はしなくても投稿者のIPを記録する構造になっていると思いますし、その掲示板も日本国内に設置されていますので、警察が動けば投稿した個人を特定する事は可能なはずです。
57. さんちゃん — July 16, 2010 @19:07:42
58. yamaguchi — July 16, 2010 @19:35:14
この内容が「やらせ」か「本当」か判りませんので行政も医療機関も悩ましいと思います。
やらせなら悪質だし、本当なら犯罪的ですね。
参考までに2008年のホメジャの情報(古いですが)をリンクしておきます。
http://www.homoeopathy.co.jp/consultation/image/2008_info2.pdf
59. 我楽者
— July 16, 2010 @19:52:07
やった!!愛媛県警生活安全課より報告あり!!!!!例の児童は既に医療機関を受診済み、警察で主治医の氏名も確認できているとのこと。
とりあえずほっとしました。
しかし児童の容態については報告がないので、今後の経過が心配ではありますが。
なんにせよ良かった。
容態についてはどうしようもないので、とにかく特定できているなら、よかった
これは確実な情報ということでいいのかしら
57番は、「とりあえず」以降は「我楽者の独白」です。
引用部分と紛らわしくて失礼しました。
62. LiX — July 16, 2010 @20:08:09
63. なあ — July 16, 2010 @19:02:50
お母さん、お子さん、主治医の先生の特定ができ、連絡を取ったところ、お子さんは無事だそうです。
お母さんが「少し大袈裟に書いたほうが『体験談』に取り上げてもらえるのではないか」と実際よりも大袈裟に書いてしまったのだそうです。
全国の人に心配をかけてしまって大変申し訳ない、と言っていたそうです。
火曜日には主治医の先生のところを受診予定とのことです。
これでお母さんがホメオパシーはダメだと気づいてくれればいいですけどね。少なくとも、ホメオパシー側の返答は誠意も何もないものでしたからね
65. うさぎ林檎 — July 16, 2010 @21:08:08
>今は病院の薬は飲ませていません。
この部分が”少し大袈裟”であることを祈ります。
ホメオパシーで治療はできないことにお母さんが気付いて下さることが一番ですが、お気持ちが落ち着かれるのでしたら、お金をどぶに捨てるようなものですがホメオパシーを続けるのも仕方ないかもしれません。
でもお医者さんの治療は、それとは別としてちゃんと受けて頂きたいです。
これを機会にお母さんにも公的なフォローがされると望ましいのですが、どうでしょうね。
まあ、なにはともあれ、ほっとしました。
あとは、落ち着いて、ホメオパシーの駄目出しをしていくと云う事で。
67. ご(゚∀゚)o彡゚ご〜
— July 16, 2010 @21:35:07
RAH体験談の投稿者の確認が取れた
主治医の氏名も確認が取れた
当該児童は医療機関を受診済み
投稿者は今回の件に関して、全国の皆さまをお騒がせして申し訳なかったと反省している
俺からは、迅速に対応して下さった愛媛県警にお礼申し上げ、投稿者と主治医へ伝言をお願いしました
投稿者へは、どうかお大事にと。
主治医には、お騒がせして申し訳なかったと、
また、差し出がましくはあるが診療頑張って下さいと
何はともあれ良かった。
あとは投稿者がホメオパシーを断念してくれるのを祈るばかりです
69. なあ — July 16, 2010 @20:42:24
---
通報者殿
警察において、調査した結果、体験談投稿者と連絡が付き、投稿にあるような深刻な病状ではなく、
児童も無事であることが確認できました。
通報ありがとうございました。
愛媛県警察本部 生活安全部 少年課
70. yamaguchi — July 16, 2010 @21:44:52
出産・育児のプレッシャーでしょうか。ご主人や家族の方々の今後のサポートに期待します。
でも、ともかく良かった!
医師に相談すればいいのに。
まあ、ホメオパシー側はほとんど悪意とも言える返事しか書かないことがわかりましたから、それはそれで結果としてはよかったのかも
72. ながぴい — July 16, 2010 @21:52:54
愛媛県警けっこう優秀やん
74. かとう — July 16, 2010 @21:52:34
当に虐待している親でも、警察や児童相談所から問い合わせがあれば、「ちょっと大袈裟です」ぐらいの言い訳は言うでしょう。
なので、「大袈裟な書き込み」を鵜呑みには出来ません。
ただ、今後の経緯なんてのは、主治医からは守秘義務で出てこないし、
警察も児童相談所も公務員としての守秘義務があるのでそれも出ない。
何かあるとしたら、ホメジャ経由の大本営発表。
真相は結局解らないですが、警察経由で医師にかかった事が確認出来た
だけでも、よしとしましょう。
75. トムトム — July 16, 2010 @22:08:54
やはりこのままなんのコメントも無しなのでしょうね。
> 警察や児童相談所から問い合わせがあれば、
> 「ちょっと大袈裟です」ぐらいの言い訳は言うでしょう。
> なので、「大袈裟な書き込み」を鵜呑みには出来ません。
これは全くその通りだと思います。
ですがまぁ、今回は医療機関を受診したことがわかっただけで良かったんですよね。
あとはまぁ、今回の経緯をどこかの報道機関に取り上げてもらうよう動きますかね。
77. マタドール — July 16, 2010 @22:44:06
私事ですが、娘が看護士・保健士の資格を取り今助産師の勉強中で、他人事とは思えなくてペンを取っています
水伝やマイナスイオンと異なり人命にかかわる事柄だけに
ホメへの対応は別のアプローチが必要とは思いますが
今回も元々大した問題では無かったと認識されないような活動をぜひ行動力のある方に
行っていただきたいと願っています
他力本願な考えで申し訳有りません
まさかとは思いますが、今回の事件を娘の環境でどう認識しているか確認したいと思います
僭越的な言い方かもしれませんが、皆様どうもお疲れ様でした
78. mimon — July 16, 2010 @22:48:13
> 愛媛県警けっこう優秀やん
そりゃあ、まもるくんと、安ちゃん、心ちゃんが居ますもの。
http://www.police.pref.ehime.jp/profile/mascot.html
おかげさまで、今夜は、ゆっくり眠ることができそうです。
それにしても、あの県には、ミカンしかないのかと、ツッコミを入れたくなるキャラクターですね。
79. オキナタケ — July 16, 2010 @23:25:45
80. さんちゃん — July 16, 2010 @23:20:11
それにしても、あれだけの情報でよく見つけたというか、さすが警察ってことでしょうか?
というか、こんな情報でよく動いてくれたというべきか・・・。感謝。
カルト集団だから、そちらに連絡すると児童が隠されたりはしないだろうかと心配でした。
ホメジャと病院ぐるみで連携しているところがあるのには愕然としました。
http://www.homoeopathy.co.jp/sinchyaku_new/index.cgi?index=1680
しかもこの病院は日本医療機能評価機構から認定を取っています。
http://www.st-marguerite.or.jp/st_marguerite/marguerite/nintei.html
カルト集団を患者の治療に加えている病院が評価されるってどうなっているのでしょうかね。一応評価機構にはなんでこんな病院を評価しているのか問い合わせをしています。
82. Ryo — July 16, 2010 @23:44:48
大袈裟だとわかっていて書いたのであれば倫理的に如何なものかと思いますし、真実だと思って書いているのであれば(代替医療とはいえ)医療者としてあるまじき回答だと思うのです。
84. motnao — July 16, 2010 @23:37:20
該当のお子さんの事、本当に良かった・・・!
ひとまず医療機関を受信されるとのこと、心からほっとしました。
しかしながら、免疫抑制剤を投与されるような容態ながらその薬を
数日のあいだ服用していなかった、というのは事実なのでは。
容態が悪化していない事を祈ります。
お母さんも、全国のネットユーザーの目(と、懐疑的な意見)がある
ということを知られたでしょうから、それが今後ホメオパシーに
関わることの抑止になれば。
掲示板を読んでいてもやれ好転反応だインナーチャイルドだと
カルトじみた集団ですので、洗脳からの脱却のように、そう上手くは
行かないとも思うのですが・・・
私も今回愛媛県の児童相談所にFAXで通報したのですが、
今回児相がどういう道筋で動いた(もしくは動かなかった)のかは
是非知りたいところです。
似たケースが後を絶たない予感がしますので、後学の為にも。
85. PseuDoctor — July 16, 2010 @23:43:57
昼間はなかなか書き込めず、気にはしておりましたが「一応の解決」をみて良かったです。僭越な言い方ですが、多くの方々が気に掛けて下さり、そして行動を起こした方々がいらした事が解決に繋がったのだと思います。
こういうのが「想いが力になる」という事なのでしょうね、本来は(水伝なんかとは違います)。
86. motnao — July 17, 2010 @00:23:49
こちらの危機感や焦燥感、批判の本質は全く伝わっていないようで・・・
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?mode=allread&no=3388&page=0
彼らには何も伝わりません
88. KYM — July 17, 2010 @01:23:37
通報者殿
警察において、調査した結果、体験談投稿者と連絡が付き、投稿にあるような深刻な病状ではなく、
児童も無事であることが確認できました。
通報ありがとうございました。
愛媛県警察本部 生活安全部 少年課
なんにせよ、とりあえず、よかったよかった。
89. ながぴい — July 17, 2010 @01:54:14
『ホメオパスからも勝手に判断して薬を止めるのはよくないので検査や現状把握のためにも病院に通うことは必要であると言われ、お医者さんとの相性が悪いということであれば、セカンドオピニオンで他のお医者さんに診てもらうのも一つの方法であると前回の相談会でも言われており、この点よく理解していますということでした。』
ふ〜ん、
最初のアドバイスには、そういう話は書いてなかったと思うんですけど、
そのホメオパスは、いつ、そう言ったのでしょうね?
90. zorori — July 17, 2010 @07:47:17
>団体側から、本件に関してのコメントがありました。
>こちらの危機感や焦燥感、批判の本質は全く伝わっていないようで・・・
団体が悔い改めることなど最初から期待していませんし、
「ホメオパスからも勝手に判断して薬を止めるのはよくないので検査や現状把握のためにも病院に通うことは必要であると言われ、・・・」
という記述があのコーナーに出ただけでもましかなと思います。本当のことかどうかわかりませんけど。
あのコーナーは「毒(現代医学の薬)出し」という不安産業の宣伝の場だったのだと思います。上層部は、免責のため「現代医学との連携」とタテマエを言いますが、ダブスタで、現場では決してそんな商売の妨げになることはしていません。それが、現場のセールスにおいてもタテマエを言わなければ拙いことになると認識しただけでもいいんじゃないかと。
あんまりお客に言いたくないことは、小さな字で契約書に書くというように、巧妙になるという心配はあるわけですが、次は大きな字で書かなければ拙いぞ、という具合にしていくしかないと思います。それは、他の詐欺的商売も同じですね。詐欺師を改心させることは、殆ど望み薄です。悪徳商売をしにくい状況を作っていくしかないと思います。
91. キャリン — July 17, 2010 @07:13:21
この方に限らず、子どもに適切な治療を受けさせないのは虐待であり、
通報されて当然という行為なのだいうことが周知されればいいのですが。
>団体のコメント
>検査や現状把握のためにも病院に通うことは必要である
治療のために通う必要があるとは言わないんですね。
私も見てきました。これを見るとクライアントと団体側で口裏合わせがあったのではと疑心暗鬼になります。
ただ今回表沙汰になったことで警察、主治医にお母さんの存在(対応)が既知となりましたから、ホメジャ側も今後このお母さんにあまり無茶なことは謂わないのではないかという淡い期待を抱いてはいます。
今回の医療ネグレクトやK2レメディ事件から、ホメジャは勘違いして調子に乗ってやり過ぎれば大事な大事な金儲けの手段を失い、商売をしくじって目の前の小金を失うことになるのを学ぶべきですね。私としては被害者さえ出ないのであれば、自滅してくれた方が有り難いですケド。
94. yamaguchi — July 17, 2010 @08:43:05
>勘違いして調子に乗ってやり過ぎれば大事な大事な金儲けの手段を失い、商売をしくじって目の前の小金を失うことになるのを学ぶべきですね。
学ばれても困りますね。カルトは必ず暴走するものです。
今回の件で、各方面からの監視が益々強まることになると思います。
95. キャリン — July 17, 2010 @08:35:05
>治療のために通う必要があるとは言わないんですね。
検査なども治療のための医療行為ですが
前半部分に
『ホメオパスからも勝手に判断して薬を止めるのはよくない』と書かれているとはいえ、わざわざ
『検査や現状把握のためにも』
と注釈を入れているのが気になってしまい、上記のような表現になってしまいました。失礼致しました。
ですから
>治療のため〜
という一文は『薬をもらったり医師の指導に従うことが必要とは言い切らないんですね』として下さい。
申し訳ありません。
96. うさぎ林檎 — July 17, 2010 @09:14:12
ご不快にさせたのでしたらごめんなさい。
私のあの部分の書き込みには、心の中で語尾に”ケッ”とか”ヘッ”とか付けて読んで頂けると有り難いです。
実際に書き込みますとアレですので自粛しました。
保護者が警察に対し本当のことを言っているかどうかは定かではありませんし、また、掲示板の書き込み自体も事実かどうかは定かではありませんが、しかし、皆さんの通報により県警が動いたことは良かったです。
少なくても、保護者は、掲示板に書いた内容は児童虐待の恐れありと警察が動く事柄だということは伝わったんじゃないかな(伝わってて欲しいな)と。
98. yamaguchi — July 17, 2010 @09:28:29
「学ばれても困りますね"(笑)"」と書けば良かったかな。本意は「カルトは必ず暴走する」です。
うさぎ林檎さんのお人柄は十分承知しています。なので気にしないで下さい。
99. ながぴい — July 17, 2010 @10:12:35
掲示板には、
「このお子さんの状態を心配される投稿がありました」
としか書かれてなくて、
県警が動いたことには触れられてないんですよね…
100. Taku — July 17, 2010 @10:26:15
その多くの方々は感情的な行き過ぎた行動にならないように配慮を忘れずに、自戒を込めてというより読み手の受け止め方を考え、「マルチポスト」、「チェーンメール」、「自己満足」という言葉を使いながらブログやコメントを書かれていました。
とりあえず今回問題になったお子さんが医師の目の届く所にあることが判り一安心です。
翻って、ホメジャが今更「現代医療と連携」と言っても#14. ttyさんが仰るとおり、そんなことは信じられません。
#81.でttyさんが紹介されている日本医療機能評価機構の評価はどうなっているのかは私も気になって、以前「ホメオパシーを取り入れていることはマイナス評価にならないのか」ということを機構にメールで問い合わせたことがありますが返事は来ませんでした。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1279202131#CID1279290104
ホメオパシーはいろんなものを権威付けに利用しようとしています。助産師会も利用されたのだと思います。それなりの権威のある所は安易にホメオパシーに利用されないように注意する必要があります。
昨年もkikulogの中に書かせていただきましたが、愛知大学のオープンカレッジでホメオパシーの講座があります。愛知大学がホメオパシーを推奨しているのではないでしょうが、大学の名前が利用されているように思います。
このページにある講座番号10074と10075です。
http://extension.aichi-u.ac.jp/exten/sys/courseListOC.aspx?xxx=1#CC17
101. Taku — July 17, 2010 @11:58:02
こちらの講座番号068と069です。
http://extension.aichi-u.ac.jp/exten/sys/courseListOC.aspx?xxx=1#CC28
http://extension.aichi-u.ac.jp/exten/sys/courseDetail.aspx?s=1706
http://extension.aichi-u.ac.jp/exten/sys/courseDetail.aspx?s=1707
102. ながぴい — July 17, 2010 @12:28:40
>受講料 10,000円
>テキスト 『ホメオパシー in Japan』由井寅子 著(ホメオパシー出版) (1,575 円)
これ、単なる寅子センセの著作本販売会やん
http://www.amazon.co.jp/dp/4946572260
値段もアマゾンと変わらず。
少しは値引かんかい!
受講料1万円も取ってからに!
103. katase — July 17, 2010 @13:21:47
今回の件ですが、ある小児科医さんも実際に病気を抱えて通院している子であったし、「大げさ」ではなくても浮腫の症状が出ていたと推測されるので、免疫抑制剤の投与を中止した状態を続けていたら徐々にでも悪化して取り返しのつかない事になっていた可能性もあるので、行動を起こした事は良かったのではないかとおっしゃられていました。
今回の騒ぎによって、あのホメオパシー団体の悪質さやカルト的体質がこれまでよりも知れ渡ったと思いますし、これからホメオパシーを始めようとする人への警告にもなると思います。(ホメオパシーなどのニセ科学・ニセ療法を批判している人達が、そういうものに嵌ってしまっている人達を単に自分たちと意見が違うからと馬鹿にしているのではなくて、本気で心配しているのだという事も少しは分かってくれたのではないかなと、ちょっと期待しています。)
それと、K2シロップ事件で助産師と関わりのあるホメオパシー団体が悪質なものであるという世間の認知がこれまでよりも広まったことで、裁判での原告のお母さんへのバックアップになるのではないかと思っています。
104. かとう — July 17, 2010 @14:05:03
そうか。そんな風に思ってるんだ。
どうでもいいと思っていれば、批判なんてしないよ。
馬鹿にしているだけならただの暇つぶしになる訳だけれど、そんな
つまらない暇つぶしをする時間があれば、映画でも観てるよ。って
言いたいですよね。
105. katase — July 17, 2010 @14:12:14
以前、Twitterでバトル(^^;)した人が、科学者達やそのシンパは権威主義で自分たちの支持する「科学」から外れたものは馬鹿にして相手にしようとしないんだと言ってました。
その人は千島学説とか怪しい食事療法に嵌っていて、その系統のニセ療法や怪しい健康法をTwitterで流し続けていたので、それによる健康被害を警告したらそんな風に反発されました。
少し前にNATROMさんが参戦してくれて、少しの間は静かだったのですが、また最近、現代医療や科学批判などを再開されております。(^^;)
ROMは長いことしているのですが、書き込みは初めてです。
よろしくお願いします。
Takuさんの書き込み(July 17, 2010 @10:26:15)をみて愕然としました。
愛知大学は私の母校です。
オープンカレッジとはいえ、ホメオパシーを推奨していると思われてもおかしくありません。
文系のみの総合大学ということもあり、科学方面には弱いのかもしれません。
一度大学にメールをしてみます。
反応がありましたら皆さんにお知らせします。
107. x68k — July 17, 2010 @16:47:11
色々調べていたらこんなページを発見。(RAHのページです)
http://www.homoeopathy.ac/rah/index/i04_11_j.html
ここを読む限り、以前から愛知大学はオープンカレッジでホメオパシー講座(しかもホメジャ系統の)を開いている実績があるようです。
はぁ。ガックシ。
108. tty — July 17, 2010 @17:27:19
すでに機構に問い合わせされて、しかも無視されてましたか。病院評価機構の評価基準上ではおそらくホメオパシーを使うこと自体は問題にならないのでしょうね。
あと、ホメジャのことを保健所に電話したら、「管轄内ではただの砂糖玉ならすぐには健康被害が起こらないだろうからすぐには動けない、問題になっている地域があればそこの保険所が指導するだろう」といわれ、警視庁#9110は「保健所や厚労法が動かないとまず動けない」といわれました。
まだまだ多くの人が最寄の保健所とかに声をかけない行政は問題と思ってくれないのでしょうか。
「病院や産院では禁止」というのはいちおう可能でしょうが、それ以上は、おそらく個々の事例ごとにしかならないのでは。
(おっと、このコメント、しばらく「消したコメント」の名前になっていましたが、これはきくちです。システムの都合)
---
愛媛県警察本部 生活安全部 少年課御中
腎臓病の児童の件について通報させていただきました○○です。
ご回答ありがとうございました。
児童は無事であるとのこと、ほっとしました。
素早い対応をしていただき、どうもありがとうございました。
今回の件は、幸い、命に関わるような問題ではなかったようですが、薬の投与が必要とされている児童に対し、母親が服薬を中断させ、ホメオパシーのレメディを与え、結果、児童の病状が悪化した、ということそのものは、事実なのですよね。
命に別状がなくとも、その行為は虐待であると思います。
その母親に対しては、同じことを繰り返さないよう、医療機関、児童相談所、保健所、学校等、関係諸機関で連携しての働きかけや見守りが必要であると思います。
もし同じことを繰り返すようであれば、再度警察が介入して母子分離を行う必要があるかもしれません。
また、母親がそのような行動に至った原因であると思われるホメオパシーの指導をしている団体についても、違法性はないのか、社会的に危険な団体ではないのか等、司法による調査が必要ではないかと思います。
今回のことは、たまたま命に別状がなかったというだけで、決して空騒ぎなどではありません。
今も、別の場所で別の児童が、必要な医療を受けられずにいる可能性もあります。
どうか些細な問題と考えず、今後とも児童の安全を守っていただけますようお願いいたします。
111. 多分役立たず(HNです) — July 18, 2010 @22:22:00
今更ですが、理解の助けとなるように幾つかのサイトを紹介します。
#他にも腎臓病で免疫抑制剤を用いるケースはあるかもしれません。
ネフローゼ症候群(代表的な免疫抑制剤のサイトです)
http://www.neoral.jp/nephrosis/index.html
#腎臓関係でこの免疫抑制剤が認可されているのは
#移植と上記の病気に限るようです。
メルクマニュアル医学百科(家庭版)より
メルクマニュアル家庭版, ネフローゼ症候群 144 章 腎炎
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec11/ch144/ch144c.html
メルクマニュアル家庭版, はじめに 187 章 移植
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec16/ch187/ch187a.html
小児特発性ネフローゼ症候群薬物治療ガイドライン1.0 版
日本小児腎臓病学会学術委員会小委員会
http://www.jspn.jp/pdf/0505guideline.pdf
#免疫抑制剤を用いる場合は、経済負担が重いようです。
今回の件で、私の反省は、
幼児の腎移植は珍しいようですし、もし、移植していれば、それだけ重大な情報は必ず書くだろうと、初めから除外していました。
又、「調子よさそうにしています」の一文から、現在浮腫(むくみ)や蛋白尿は止まっていると想像したのですが、甘すぎる判断でした(大汗)
多分、治療をせずに浮腫(むくみ)が取れる可能性は低いだろうと思います。
#何処にも現在治まっていると断定できる文面は
#ありませんでしたから...
私の知っている代替医療の医師は、現在処方されている薬は必ず飲むように、何度も念を押していました。素人判断で(新しい先生に診てもらうからと)薬を止めるケースが意外と多いのかもしれないですね。
アルカリイオン水で、薬と併用しないでくださいと書いてあるのを見て、アルカリイオン水を飲んで、薬を飲むのを止めた話を聞いたことがあります(恐)
112. Katase — July 19, 2010 @12:08:14
「ニセ科学・ニセ療法を批判している人達が、そういうものに嵌ってしまっている人達を単に自分たちと意見が違うからと馬鹿にしたりしているのではなくて、本気で心配しているのだ」という事を書きましたが、同じ様な気持ちを抱きながら活動している人達の例がありました。
http://skepchick.org/blog/2010/07/what-youre-doing-is-important/
(英文です)
この中で、奥さんの難産を切っ掛けに、その人達が訴えていた科学的な根拠のある治療の大切さを実感したという人の例も取り上げられています。
kikulogの活動も、同じ様にニセ科学・ニセ療法の迷い道に入り込んで被害を受けようとしている人達に対して、足を踏みとどまらせる道標となっているものと思っています。
また脱線してすみません。(^^;)
114. Katase — July 20, 2010 @16:24:20
このコメント欄を読むと、アメリカでも一部の助産師(midwife)がホメオパシーに嵌ってしまっているとの事で、日本とも共通した問題があるのかも知れません。(あるコメントにはそういう事をするのは正式な資格の無いモグリの助産師てはないか?という指摘もありました) アメリカでは出産費用が高いのがホメオパシーに傾く要因ではないかとも指摘されていますが、背景としては日本と同じ様な「自然な出産」の流行もある様です。
西洋医学さま
この方というのが、誰を指すのか不明ですが、もしそのブログで取り上げられていた"美談"の主を指しているとして、もし彼がその後再び迷信に嵌って手術拒否をしたのであれば大変残念ですし、一度目が覚めたのに信じがたい思いです。
西洋医学さんのお話が、その人達(Skepchick)の活動を良く思わない人達が流したデマであることを願います。
115. のん — July 26, 2010 @02:15:17
今回は命の心配はないでしょうけど。
火傷したら蒸気をあてろって、想像するだけで痛そう。
良い子のお母さんは真似しないでね。
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3405&reno=no&oya=3405&mode=msgview&list=new
投稿者 : 女性・兵庫県・とらのこ会
5歳の娘が線香花火の火の玉を60センチぐらいの高さから素足の足の甲に落としてしまい、皮膚に5mmぐらいの焦げ後がつく火傷をしてしまいました。
以下省略
管理人
熱には熱ですが、火傷には、40度のぬるま湯よりも、蒸気をあてる方が本当は効果的です(そのときは痛いですが、少しの我慢です)。その後の対処はよかったと思います。今後は、クリームとレメディーで大丈夫と思います。カレンジュラJを薄めた液も有効と思います。
116. なあ — July 26, 2010 @09:19:19
もしやスチームアイロンとか、スチームクリーナーとかでしょうか?
そんなことしたら火傷が重症化するだけでは…。
「火傷したらすぐ冷やせ!」という常識は、この人たちにとっては「古い間違った考え方」なんでしょうか。
117. JosephYoiko — July 26, 2010 @09:41:13
http://degreemill.exblog.jp/d2010-07-25
英国では、学校関係や認証機関にRoyalって勝手に使うと、罰せられるんじゃなかったかなと思います。
日本で言うと、「皇室御用達」が優位誤認で引っかかるのと同じです。
ハーネマンは水で冷やした火傷が酷くなったケースを書いています。おそらく、この時代は水そのものの衛生状態に問題がありますし、そもそも衛生・不衛生の知識が無いので感染症を起こしたってことだと思いますが。
ホメオパシーの進歩はそこで終わっていますから、火傷は熱するんです。
119. ohira_y — July 26, 2010 @13:25:25
たとえば
田村翔子の朝美人のススメ−朝美人公式ブログ » 火傷のホメオパシー的治療 - 朝美人[ココロ]:朝時間.jp
http://www.asajikan.jp/asabijin/shoko_tamura/archives/539
120. QSM — July 26, 2010 @20:25:52
好意的に解釈しようと奮闘する中立な立場を自称される方々が,「これは加熱殺菌のことなんです!」とか言い始めそうで怖くて仕方ありません.
121. なめこ — July 26, 2010 @21:27:53
122. さんちゃん — July 26, 2010 @22:58:19
火傷に似た症状を起こす別の物質を元に水で薄めるのが正しいのではないのでしょうか。
これは、レメディの話ではなくて、「同種療法」が「異種療法」より優れていることを示す例として書いてあるのです。
こういう実例(とハーネマンは考えた)を見て、ハーネマンは「同種療法」を発展させるわけです。そういう意味で、火傷を熱くするのはレメディ以前のpre-homeopathyのような感じ。
124. 技術開発者 — July 27, 2010 @05:04:08
>火傷したら蒸気をあてる
なんていうか、とても「不自然なこと」なんですね。自然治癒力なんて言い方をするけど、それを広く考えると基本的に「身体が求めていることをすると気持ちがよい」というのも自然治癒力の一つなんです。睡眠が必要なら眠くなり、食べ物が必要ならひもじくなり、水が必要ならのどが渇くし、そういう状態で寝たり、食ったり、飲んだりすることには「気持ちよい」訳ですね。例外はあるんだけど、基本は身体というのは必要な処置を求めるようにできているわけです。
では火傷は「暖めるのと、冷やすのとどちらが心地よいか」で身体が求めている処置は分かるはずです。ホメオパシーなどが、天然自然の人間の治癒力に逆らう「人間の浅知恵」だということを良く表している例だろうと思います。
125. mimon — July 27, 2010 @06:00:38
元々火傷していなくても、蒸気を当てたら、その事によって直接火傷が引き起こされる蓋然性が高いのですから、痛いだけで済めば「暴行」で、跡が残れば「傷害」です。
先日の助産師がケーツーシロップを与えなかった事件では、与えなくても重篤なことにならない確率の方が高いので、「それでいいと信じていた」と、言い逃れされれば、過失責までしか問えませんが、蒸気を当てたら火傷を負うのは当たり前ですから、故意に問われるでしょう。
そうしますと、そのお母さんが実行犯で、回答者の「管理人」なる者も「教唆」で告発可能だと思います。過失と故意とでは、罪の重さがぜんぜん違うのです。
> 田村翔子の朝美人のススメ
では、自分自身にガスコンロの炎を当てていますから、刑法には触れません。しかし、より重篤な結果を招く可能性があります。
遅ればせながら、7月24日に亡くなった森毅氏の死をお悼み申し上げます。
126. ながぴい — July 27, 2010 @08:00:11
見ていて危なっかしい…
127. 技術開発者 — July 27, 2010 @08:48:52
>火傷した自分のお子さんに蒸気を当てるのは、刑法に触れると思います。
まあ、いろいろと考え方は有るんだけどね。刑法には
(故意)
第38条 罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。
なんて条文もあってね。私は過失窃盗罪とか過失詐欺罪は無いんだよ、って説明するんだけどね。
なんていうかな、刑法というのは罪人を作りたくてできている法律じゃなくて、「それは罪だよ、やったら罰するよ」と示して罪を犯さないで居て貰うための法律だから、なかなか考えるのが難しくてね。
Skeptic's Wikiの「ホメオパシーと芸能人」の項目にまとめてみました。
これはある意味壮絶ですね…
orz...
(とちうでやめた…)
http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%B7%DD%C7%BD%BF%CD%A4%C8%A5%DB%A5%E1%A5%AA%A5%D1%A5%B7%A1%BC
130. うさぎ林檎 — July 29, 2010 @10:33:24
>いんちき医療機器商売のWilliam Nelsonのいんちきな経歴
>http://transact.seesaa.net/article/123884560.html
紹介されているYouTubeが、これまた………何というか壮絶。
131. ながぴい — July 29, 2010 @15:04:06
ああ、そんなものありましたね。
132. 門前の小僧 — July 30, 2010 @01:03:50
蒸気の話ですが、「温度は百度以上になることもある」ことも然る事ながら、皮膚にあたった際に気化熱分を皮膚に与えて液化したりしますので、百度の熱湯よりも酷い火傷になる事もあるそうです。
私自身の体験でも、子供の時に電子レンジで温めた物のラップをとる際に手を蒸気で火傷した事があるのですが、一瞬の事だったのに夜も寝られない程痛む酷い火傷になりました。
潜熱の効果もあるんですね。
134. mimon — July 31, 2010 @15:54:50
そうですよね。過失と故意とは、本来なら明確に分けるべきものなのでしょうけれども、案外、グレーゾーンもありますね。
先日(7/16)、福岡地裁で判決の下った、「手かざしで『浄霊』死亡事件」でも、保護責任者遺棄致死罪に対して、執行猶予付きの、考えさせられる有罪判決が下っています。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100717-OYS1T00247.htm
今回の場合は、その子一人だけが軽い火傷ですむのでしたら、検察の出番ではないのでしょうけれども、類似の案件が多発するようでしたら、むしろ「教唆」の方に重きを置いて、起訴できると思います。
#133.ながぴいさん、
"芸能人とホメオパシー - Skeptic's Wiki"を拝見しました。
たしかに、「水蒸気と湯気」は、混同している人が多いですね。
蒸気は、可視光を吸収しませんから、無色で、湯気はそれが凝縮した液滴ですから、白く見えます。
普通に目にする蒸気は、「飽和蒸気」がほとんどで、例えば、工場で使う雑用蒸気もいわゆる「10キロ飽和」です。飽和蒸気は、その温度以下の空気などに触れると、必ず湯気ができますから、蒸気=湯気みたいな誤解が生まれるんだと思います。
数年前、「過熱蒸気」による食品加熱が流行ったことがありましたよね。そのころ、私は、あるガス器具メーカに勤めていまして、上司の文系取締役から、「過熱蒸気で焼肉ができないかな?」と持ちかけられまして、「できますよ、試してみてもいいですけれども、危険ですよ。」と答えておいて、チョコチョコっと電卓たたいて、その辺にあるガスコンロ二台(内一台は業務用の巨大なもの)と、50cmの大きい鍋と、15Aのフレキ管でありあわせの「過熱蒸気発生器」を作りました。
計算どおり、300℃無圧過熱蒸気が得られまして、生肉に当てたら、あっという間に焼肉(≒火傷)ができたのですが、案の定、蒸気は人の目には見えません。これでは、危険すぎて素人の使う「焼肉器」には、使えません。
それで、すぐに断念してもらえましたから、実害はなかったのですけれども、「どうして蒸気が見えないのか」という、文系の人の質問に答えるために、試作品の設計よりも手間のかかる計算をしまして、こちらの方が、よっぽど面倒でした。
135. みやちゃん — July 31, 2010 @17:09:53
ホメジャの皆さんに提案があるのですが、ビタミンk2のレディメを作られた皆さんなら、壊血病や脚気のレディメ
つまりビタミンCやビタミンB1のレディメも容易に製造できるでしょう。
ビタミンCおよびビタミンB1を除去した食事とビタミンCおよびビタミンB1のレディメの服用のみで健康な生活
が可能であればホメオパシーの有効性が証明できるのではないでしょうか。
もっとも、ビタミンCおよびビタミンB1の不足は健康に重大な危険を生じさせることを警告しておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%8A%E8%A1%80%E7%97%85
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%9A%E6%B0%97
赤ちゃんにビタミンK2のレディメの服用を推奨しているホメジャの皆さんがビタミンCとビタミンB1のレディメを拒否されれば、自己矛盾を証明することになりますね。
136. kun — August 1, 2010 @15:39:02
今までROMっていましたが、#127さんの法適用論に一言。
私は科学と法律の両方に親しくしている者です。
治療目的で犯罪行為を犯した場合の犯意の認定について疑問を抱いておられるように読み取りました。(間違っていたらごめんなさい)
しかし、子供の火傷に蒸気を当てるというのは、社会的相当性を鑑みても傷害罪の構成要件に該当していると思います。
カルト集団による治療や除霊目的のリンチについての判例でも、司法の判断も大方故意の存在を認めているのでは?
また、刑法は過失による障害についての罪を1章を割いて明記しています。
障害及びその結果死に至らせるという行為は刑法の中でも重要な罪であり、故意の前提を要しないものだからです。
今回の事例は、子供の体を傷つけるという結果の予見可能性を母親に期待できないとは言い切れず、未必の故意で刑法204条[障害罪]の適用まであり得ると思います。
こんな事を長々と書くのは、ホメオパシー信者がこれを読んで、自分達の行っている事が犯罪行為になりうるという事を知って欲しいからです。
判例として、(大判大13.4.29)「暴行を教唆した者は、その結果たる障害致死についても責めを負う」を紹介します。
教唆犯の犯意は、障害や致死の結果まで予見することを要しないのです。
137. あんね — August 1, 2010 @18:42:23
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3412&reno=3405&oya=3405&mode=msgview&page=0
管理人氏の発言
>「すぐに冷やす」というアドバイスは残念ながら私としてはできません。それがいかに治癒を遅らせ、結果として長い間お子さんが苦しむことになることを知っていますし、火傷の痕が残りやすくなってしまうかを知っているからです。ぬるま湯につける方がまだよろしいと思います。とは言っても火傷は冷水で冷やすのが常識となっていますので、信じられない気持ちもわかります。まずはご自分が火傷されたときに試されてみるとよいでしょう。私自身はホメオパシーと出会う前は火傷はいつもこの方法で治していました。
こういわれちゃ、反論として
「私は大鍋一杯の熱湯を足に被ったときも、1時間近く冷やして変色も何もせずに済みました。あなたも冷水を試されるとよいでしょう。」となり、どうどうめぐりで決着が付きそうにありませんよね。
へーっ、あそこの「管理人氏」は、反対意見に対しても、対応するのですね。
というわけで、殴りこみをかけて来ました。
> 私は、機械工学の内「熱学」で修士を拝している者ですから、蒸気の特性に関しては、熟知しております。
> その立場から、ご忠告申し上げます。
> こちらに書かれています、
> http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3405&reno=no&oya=3405&mode=msgview&list=new
> > 蒸気をあてる方が本当は効果的です(そのときは痛いですが、少しの我慢です)。
> ですけれども、ヒトに対して、蒸気を当てたら、確実に火傷します。
> したがいまして、「管理人」様のご指導は、刑法の傷害罪の教唆に該当します。
> 撤回いただくよう、よろしく、お願い申し上げます。
さあて、回答がありますでしょうか。
139. ながぴい — August 2, 2010 @01:39:41
140. 技術開発者 — August 2, 2010 @01:56:53
>治療目的で犯罪行為を犯した場合の犯意の認定について疑問を抱いておられるように読み取りました。(間違っていたらごめんなさい)
>しかし、子供の火傷に蒸気を当てるというのは、社会的相当性を鑑みても傷害罪の構成要件に該当していると思います。
>カルト集団による治療や除霊目的のリンチについての判例でも、司法の判断も大方故意の存在を認めているのでは
判例的には「祈祷による傷害致死事件」などの判例があります。昭和30年代の判例だったと思います。内容はたしか、精神病を発症したお子さんに対して祈祷師が「狸が憑いている、落とさなくては」と長時間護摩壇の傍で線香の煙でいぶすなどして、火傷等のショックで死亡させた事件です。この場合、祈祷師は過失致死罪ではなく傷害致死罪に問われています。
>今回の事例は、子供の体を傷つけるという結果の予見可能性を母親に期待できないとは言い切れず、未必の故意で刑法204条[障害罪]の適用まであり得ると思います。
気にしているのは、この判例において被害者の家族などは途中まで祈祷師に協力して被害者を押さえつけるなどしていたのですが、家族のほうは結局罪に問われていないということですね(まあ、実際に死亡した段階では家族が傍にいなかったという点が大きいともいえますが)。
>こんな事を長々と書くのは、ホメオパシー信者がこれを読んで、自分達の行っている事が犯罪行為になりうるという事を知って欲しいからです。
もともと刑法の目的の大きな部分として「犯罪の抑止」というのはあるので、現実の判決の範囲以上に広めに適用可能性を考えて、犯罪との距離をとってもらうことには意味があります。しかし、その部分で「家族」と「祈祷師」には違いが生じる面があります。もともと家族には「傷つけたくない」という抑止力があると考えられます(最近はその抑止力も怪しいのかもしれませんが)から、わざわざ「犯罪になる」を持ち出して抑止する意味があまりないのですね。言い方を代えれば「それは治療にならない」「病気や怪我を悪化させることになる」を理解させれば、「犯罪になる」という脅しはする必要がないわけです。それに対して祈祷師に対しては、「犯罪になる」という抑止力を働かせる意味は大きく在ります。気にしているのは、「家族」と「祈祷師」の違いみたいなものですかね。
141. kun — August 2, 2010 @07:43:08
レスありがとうございます。
互いに基本的に同じスタンスだと思います。
「祈祷師」事件の家族との違いは実行犯か否かということですね。
学者によっては共謀共同正犯の適用も主張するでしょうが、国家権力の目的は「宗教」「治療」の名の下に犯罪行為を正当化することへの警告だと思います。
ですから情状酌量的司法判断があったとか、祈祷師を訴追する為の司法取引の可能性もありますね。
今回は「教唆」ですから、主犯の罪を阻却すると従犯も成立できなくなります。
現実的な問題で、軽度の火傷で検察が動くのは難しいですが(オウムの別件逮捕ように逮捕しようと思えば出来ますが)、「治療目的といっても犯罪行為の教唆は違法行為で捕まる可能性があるんだよ」ということを回答者に知っておいてもらいたいのです。
多分、本人達は自分が「罪を犯している」という認識はないでしょうから。
善意の犯罪ほど始末に負えないですね。
因みに刑法38条では「法律を知らざるを以て罪を犯す意なしと為すことを得ず。但し情状に因り其刑を軽減することを得」と規定されています。
ということは本人の違法の認識は要件に入らないということです。
142. 多分役立たず(HNです) — August 2, 2010 @08:03:16
火傷は蛋白質等が熱変性を起こして起こりますが、熱源を除けて水等で冷やせば、速やかに熱による変性は止まります。
詳しく調べかけて時間が無く、放置になっているのですが、熱によりダメージを受けた細胞が原因で炎症等が生じ、その炎症が更に周囲に炎症等を広めるという負のスパイラルが生じているのではと思っています。
水で冷やすのは、この負のスパイラルを止めるのが目的でしょう。
炎症等は温める事により、更に進行しそうな気がするのですが、実際はどうなのでしょうか?
皮膚表面は簡単に温度も下がるかもしれませんが、内部の温度まで下げるには冷やし続けることが必要だと思います。
例えは悪いですが(ごめんなさい)、鶏の唐揚げなどでも「余熱で中心まで火を通す」 http://allabout.co.jp/gm/gc/60161/3/
144. 技術開発者 — August 2, 2010 @10:41:55
>「治療目的といっても犯罪行為の教唆は違法行為で捕まる可能性があるんだよ」ということを回答者に知っておいてもらいたいのです。
この部分がけっこう難しいんですね。前にある宗教にかぶれた夫婦が子供の重篤な病気を「手かざし」で直そうとして結局死なせてしまった事件で両親は罪に問われる訳ですね。でもって色々なところで「宗教の方の教祖は罪に問えないのか」と聞かれてずいぶん考えてみたんですけどね。なんていうかな、成人した大人には「愚行権」というのがあると考える訳ね。大人が自分の病気の治療を拒否して手かざしで治そうとして死んでも、それはあくまで「本人の選択」と考える事になり、その選択が「愚か」でも司法権力は手を出すべきでは無いという考え方に成るわけです。問題は、両親が愚行を子供に及ぼした事で、その部分は罪に問えるのだけど、じゃあ、その愚行を子供に及ぼしたのは誰かと言うと両親なのね。
本件の場合でも、「火傷は暖めろ」と医療関係者でもない人間に言われて、大人が自分の火傷を自分で暖めて悪化させても、その部分は本人の選択という面は有るわけで、なかなか傷害罪に問うことが難しいわけです。或る意味で愚行権の行使とも言える訳ね。その大人が自分の選択した愚行を子供に及ぼすときに始めて罪が発生する訳です。なんていうか、本人が自分に対して行った愚行に関してその教唆が罪に問えない話を、本人が子供に愚行を及ぼしたときには教唆が罪に問えるのかという問題ではあるんです。
なんていうかな、法律の話をしていると「罰により罪を防ぐ」と言うことの問題を感じる面は有るわけです。良くスピード違反を例に出すんだけど、スピードを出しすぎると悲惨な事故の確率が上がるよね。だから「事故を防ぎたくて」取り締まりをやる訳ね。でもね、だんだんと「スピードを出し過ぎてはいけない、悲惨な事故になりやすいから」じゃなくて、スピードを出し過ぎてはいけない、取り締まりにあって反則金(罰金)を獲られるから」みたいな部分が強くなってしまうことを経験したりするのね。でもって、「今日は取り締まりが無いみたいだから」とスピードを出し過ぎて悲惨な事故を起こす、なんてね(涙)。
私も色んな所で「罪になる可能性はありますよ」なんて警告する事で抑止したいと言うこともやってきた人なので、そうそう「やるな」という気も無いのだけど、現実に罪に問われる可能性の低い案件を「罪である」と抑止する事に最近、及び腰になっている面はあります。
145. 技術開発者 — August 2, 2010 @11:10:44
炎症による組織壊死のメカニズムはいろいろあるみたいなのですが、その一つに、炎症部で毛細血管に血栓が生じて、炎症の周囲の組織が虚血状態になって壊死が進行するというメカニズムがあるようです。
冷やすことによって炎症を穏やかにすると血栓の生成も抑制され壊死の進行も止まるけど、暖めたりして炎症を活発にすると血栓の生成も活発となり、壊死が進行しやすいとは言えるのではないかと思います。
146. 元みっちゃん — August 2, 2010 @10:59:25
根拠レスのようですが、
http://www.wound-treatment.jp/next/titles_situmon.htm#071
では3−5分程度で十分では、とされています。
ネットで調べてみると、冷やす時間は数分から30分程度まで、まちまちなのですが
兵庫医大小児科のサイト
http://www.hyo-med.ac.jp/department/ped/08yakedo.html
には
........................
できるだけ早く冷たい流水で最低10分間は傷の部分を冷やして下さい。
氷やアイスノンなどを患部に当ててはいけません。
手近にある一番清潔な布でやけどをした部分を空気にさらさないようにおおって下さい。
患者を横にし、やけどを負った上肢または下肢は少し高くしておいて下さい。
患者の頭部は体の他の部分より低くし、できれば足は高く上げておいて下さい。
ひどいやけどのときには医師に相談して下さい。水ぶくれを破いたりしないで下さい。
注意:民間療法や家庭療法で悪化することもあります。
やけどの傷に、バター、マーガリン、アロエ、軟膏、グリース、重曹、その他いろいろなものを塗ってはいけません。
............
とありますね
>大急ぎで、ガスコンロに火をつけて、その上に火傷した手をかざすと、かなり痛い・・・
でも、がまんして、しばらく耐えました。
ホメオパシーで火傷の後で加温するとその後良くなる様な気がするのは、
加温すると炎症が更に進行してその最中は痛みが激しくなるけれども、加温の処置をやめると炎症の進行が鈍って強い痛みが直前よりマシになるので、「痛みが和らいで良くなった」と錯覚しているだけなのではないでしょうか?
基本的に火傷の後で冷やすのは、火傷の進行を止めて炎症を鎮める効果と神経の感度を下げて痛みの感覚を鈍らせる効果があります。冷やすのを止めると痛みがぶり返すのですが、炎症は何もしないよりも抑えられていると思います。
火傷を暖めて良くなったと錯覚するのは、やはり危険じゃないかと思います。
149. Katase — August 2, 2010 @12:17:06
http://hitomi-na.jugem.jp/?month=200909
150. うさぎ林檎 — August 2, 2010 @12:31:07
ココから→
■序章
ほかにも医師でないのに心得のある人がいる。たとえば、塗物師は、やけどした箇所に、類似のやけどをした状態を生み出す薬として、十分に温めた強いアルコール、またはテレビン油をあてがう。すると数時間の内に回復する。他方、これまでの医師たちが心得ていたような冷却軟膏では、実際、何ヶ月も回復しない。無論冷たい水(6)は症状を悪化させる。
(6)冷水によるやけどの治療が非常に危険だと述べたのは、ジョン・ハンターだけではない。W・ファブリック・フォン・ヒルデン(De combustionibus libellus, Basel, 1607,chap.5,p.11)もきっぱりこう述べる。「やけどをしたとき、患部を冷水に漬けることはきわめて危険であり、悪化した状態を生み出す。それをすると炎症が起こり、化膿し始め、ときには壊疽することもある。」
■59節
ひどくやけどした部分を冷たい水で処置すると、確かにしばらくの間だけは和らいだ感じがする。しかし、その後は、信じられないほどやけどの痛みが増す。炎症も周囲に広がって程度もひどくなる。
←ココまで
火傷への対処を見ると、オルガノンがホメオパスの聖典であり200年以上その知識が更新されていないことがよくわかる事例であると思います。
151. Katase — August 2, 2010 @13:35:40
>「やけどをしたとき、患部を冷水に漬けることはきわめて危険であり、悪化した状態を生み出す。それをすると炎症が起こり、化膿し始め、ときには壊疽することもある。」
うさぎ林檎さんも前に指摘していた様に、これって、水の衛生状態が悪い時代に煮沸消毒もしていない細菌うようよの生水を患部にかけたら膿んでしまったという顛末だったのでしょうね。
>ひどくやけどした部分を冷たい水で処置すると、確かにしばらくの間だけは和らいだ感じがする。しかし、その後は、信じられないほどやけどの痛みが増す。炎症も周囲に広がって程度もひどくなる。
冷やされて鈍っていた神経が、冷却処置を終えた後で再び血流などで温まって感度が復活して痛みを感じるようになっただけだと思うのですが…。
200年前の知識で書かれた「教典」に誠実なんですね〜。
そのくせ、ビタミンKレメディーとかは現代医療に対抗してどんどん加えていってますし、そういうところはご都合主義ですね。
152. KY — August 3, 2010 @00:58:56
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1444538119
ここにコメントを付けてから気になったのですが、中学二年生でホメオパシーに手を染めているということは、ひょっとしてご両親の影響なのでしょうか。正しい知識を与えられていないという点ではこれも一種の児童虐待に近いのかな、と考えてしまいます。
無論、本人がどこかから情報を拾ってきた可能性もありますが、その情報源が、この世代のお子さんが読む雑誌などだったらやはり嫌だなぁ、と。
あと、ホメオパシーの塗り薬って、要はただのワセリンなんですかね?
以上戯言、失礼しました。
こんにちは、私の舌足らずな分をフォローしてくださって有り難うございます。
でも1つだけお願いがあります。"様"でなく"さん"にして頂けませんでしょうか?
ここではBlog主の”きくち先生”も”きくちさん”ですし、
"様"付けで呼ばれると足の裏がムズムズしちゃいます、どうか今後は"さん"でお願いします。
154. Katase — August 3, 2010 @11:54:54
了解です。あまり考えずに"様"と"さん"を使ってました。
いつもホメオパシーに関する詳しい情報をありがとうございます。
155. なあ — August 3, 2010 @15:09:23
中二くらいって、オカルト好きなお年頃ですからね。ネットや雑誌で拾ってきた情報かもしれません。
家で親に話して「なにそれ、効くわけないじゃない」とか笑い飛ばされれば、「そうかなあ…」と離れていくかもしれませんが。
親子関係が良好であること、親が理性的・常識的であることを祈ります。
親がどっぷりはまってたら…かなり大変でしょうが…。
156. kun — August 3, 2010 @20:27:23
若者&ヒッキーだけじゃなく、一般的に認知されていると思っていました。
157. mimon — August 5, 2010 @19:54:16
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3416&reno=3413&oya=3405&mode=msgview&list=new
> 火傷という現象は、大量の熱(赤外線の塊)を浴びることによって生じます。
この一行だけで、その先を読む気がなくなるという、荒業にでました。
窒素ガスは、赤外線を出しませんが、高温にして吹きつけたら、火傷します。
太陽光を赤外線反射コートされたレンズで集光して、人に当てると、火傷します。
銀の表面は、ほとんど赤外線を発光しませんが、高温のに触ると火傷します。
反例なら、いくらでも書けますけれども、書く気を失わせるのがお得意なようです。
mimonさんへの答じゃないんですよ。
元の質問者へのフォローなんです。
そして、おそらくは元の質問者が理解できないであろう「科学用語」を散りばめることによって、「自分たちは、すべて理解している」という印象を与えているわけです。