核兵器廃絶を訴えるプロ野球公式戦「ピースナイター2010」が5日、広島市南区のマツダスタジアムであった。被爆65年、広島東洋カープ創設60周年の節目。カープ対横浜戦の観客1万8442人が緑と赤のポスターを掲げ、平和を表現する「線」を浮かび上がらせた。
五回終了後、平和をイメージする緑のポスターをスタンドの観客が一斉に掲げた。原爆ドームと同じ高さ25メートルにある内野2階の自由席4段分の観客は、復興の象徴であるカープの赤いポスターで「ピースライン」をつくった。
カープ選手全員がユニホームの袖に原爆ドームと球場をデザインしたワッペンを着けてプレーした。
【写真説明】緑と赤のポスターを掲げてつくった「ピースライン」で、核兵器廃絶と平和を訴える観客たち=5日午後8時(撮影・坂田一浩)
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