インターネット上で買い物ができる「ネットスーパー」のウェブサイトを運営する「NEO BEAT」(ネオビート、大阪市)は4日、複数のサイトに不正アクセスがあり、サイトを利用していた顧客のクレジットカード情報が流出したと発表した。会員登録している顧客のうち少なくとも1万2191件のカード番号、名義人氏名、有効期限が流出したという。
同社によると、7月24〜26日の間、日本と中国のアドレスから、運営するサイトに10万回以上の不正アクセスがあった。カード会社の不正検知システムにより26日に発覚し、調査を進めていた。31日までに関係サイトを閉鎖した。
情報が流出した可能性があるのはネオビートのほか、同社にサイトの運営業務を委託するイズミヤ、ユニー、マルエツ、フジ、不二商事、琉球ジャスコ、大近の計8社のネットスーパーサイト。カード情報の不正使用による具体的な金銭的被害などは「把握できていない」(ネオビート)という。
[時事通信社]