8月5日(木)、都内某所にて『G1 CLIMAX XX』全選手参加による、開幕前日記者会見が開催。この会見では、注目された“16人目の選手”であるプリンス・デヴィット選手の出場がアナウンスされた。
■菅林社長のコメント「いよいよ明日8月6日・後楽園ホールより『powered by HEIWA 江戸の始末屋 〜最強新日烈伝〜 G1 CLIMAX XX』が開幕致します。 後楽園から大阪、名古屋、横浜を転戦し、『G1』7年ぶりの開催となる仙台に北上、再び後楽園に戻り、最後は恒例となりました両国2連戦。10日間をかけて8大会を開催致します。また最終戦・両国大会はテレビ朝日さんが3D収録を行なうことも決定致しました。
エントリー選手は16名。いずれも第20回大会にふさわしい、素晴らしい選手が顔を揃えました。そして16番目の選手がプリンス・デヴィット選手に決まったことを改めてご報告させて頂きます。ファンの皆様には発表が開幕前日というギリギリの時期になってしまったことを深くお詫びします。
負傷した丸藤正道選手に代わる選手ということで、私の中でも非常に悩み、国内外様々な選手をリストアップし、そのたびに焦りばかりが募って参りました。しかし『あの丸藤選手の代わりなど他のどの選手にも務まるはずがない』。そう冷静になって考えたとき、身内に丸藤選手を倒した男、丸藤選手の代わりではなく、匹敵する力を持つ選手がいることに気付きました。
私がデヴィットしかいないと思ったのと同時期に、アイルランドのデヴィットから『会社がピンチなら、この僕に任せてほしい、僕にも『G1』に出る資格があるのではないか?』という連絡がありました。他団体という枠にとらわれることなく、『G1』という舞台にふさわしい、最高のパフォーマンスを提供できる選手、そして優勝を狙っていける選手……デヴィット選手はその条件を十二分に満たしています。
真壁選手とのIWGPチャンピオン対決、棚橋選手とのシングル対決も『G1』ならではの、夢のカードと呼ぶにふさわしい顔合わせだと思います。シングルとタッグ、IWGP二冠王の「最強のジュニア戦士」を、私達は自信を持って『G1 CLIMAX』という大舞台に送り出したいと思います。最高の16戦士による、最高の真夏の祭典にどうぞご期待ください」
★Aブロック選手コメント■プリンス・デヴィット「ボクは丸藤選手にも勝っているということで、『G1』に出る資格は充分にある、と思ってました。そして会社のみなさん、ファンのみなさんに『何も心配することはない』と言いたいです。ボクは新日本プロレスのジュニア戦士、すべてを背負って、『G1』に出てヘビー級レスラーと闘っていきます。ガンバリマス!」
■真壁刀義
「いいか? オイ、前年度、『G1 CLIMAX』チャンピオンだ。そして現・IWGPヘビー級チャンピオン。いいか? 今回はこの二つのチャンピオンだということを世の中に知らしめるためによ。そして! 去年同様、1000万円を強奪するためによ、参加してやるからよ? そしてもう一つ、Aブロックは俺様で決まりだ! そしてBブロック、誰でもいいよ、誰でもいいから上がってこい! そしたらよ、俺の気分次第でよ、決勝をIWGPヘビー級選手権にしてやってもいいんだ。いいか? 俺は“初物”が大好きだからよ? それだけだ!」
■棚橋弘至
「“100年に一人の逸材”棚橋弘至です! 新日本プロレスの中でもっとも注目の高いシリーズ……しかも20年目の記念大会。この大会を機に、ふたたび頂点に駆け上って、必ず優勝したいと思います! いままでの『G1』では大きい大会なので、ナーバスになったこともありましたが、棚橋弘至、過去最高のコンディション。自然体、気負わずに挑みますんで、期待してください! ありがとうございます」
■中西学
「こんにちは、素顔の中西です! え〜……気がつけばですね。ここ1、2年で自分が一番、出場選手の中でも年齢が高くなってしまいました。ですが、日ごろから身体の手入れやケアをシッカリして、もちろん最高の練習をしております。そのレスラーの強さ、人間の強さ、自分の強さというものをこの『G1』で発揮したいと思います。優勝目指してがんばります!」
■矢野通
「まぁよ、こっちのブロックはよ、ベルト持って有頂天になってる有頂天ゴリラとかよ、階段の昇り降りが大好きな階段ゴリラとかよ? ゴリラばっかりだな、オイ? 俺は見てのとおり人間だからよ、人間の知能を持って、そいつらをシッカリ片付ける! ……あとよ、一人いるな? コマシ野郎がよ? この髪の借りがあるからよ、そのコマシ野郎が二度とコマせないようにしてやるからな、バカヤロー!」
■内藤哲也「俺、今回、こうやって普通にエントリーしてるけど、でも俺にとっては一つの目標でもあり、夢でもあった『G1 CLIMAX』が明日開幕するってことで、俺スゲーワクワクしてます! え〜。決勝も含めて……8試合? 8試合、俺シングルマッチやらなくちゃいけないんだよ。ま、身体的にはキツイけど、今回は俺のための『G1 CLIMAX』らしいんで。思う存分、大好きなシングルマッチを楽しみたいと思います」
■“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
「世界でもっとも大きく、もっとも権威あるトーナメント『G1 CLIMAX』に、俺は初出場するが、IWGPのタッグチャンピオンとして出場する、そして決勝ではタッグパートナーであるジャイアント・バーナードと闘いたい。そして、俺たちが持っているタイトルが、世界で一番であることを証明する!」
■ストロングマン
「世界で一番タフなこのトーナメント『G1 CLIMAX』に出れることを光栄に思います。この大会は、世界で一番“ストロング”な選手を決める大会だと思っているので、自分が名実ともに“ストロングマン”になれるようがんばりたいと思います」
★Bブロック選手コメント
■後藤洋央紀「20年目の、この記念すべき大会で“記憶”に残る試合をして、必ずもう一度、『G1』王者に返り咲きたいと思います。コンディションは最高です。よろしくお願いします!」
■永田裕志「ハイ。え〜。今年の『G1 CLIMAX』……なぜか自分自身、今年は優勝したいという思いが非常に強くてですね。そのために、やれることはすべてやり尽くして、いま最高の永田裕志が出来上がった、というところです。今年の『G1 CLIMAX』、最後は青義が勝つ!」
■井上亘「井上亘です。いま、全身がいい緊張感に包まれています。この緊張感を明日からの闘いにいいかたちで変えて、優勝目指して、俺は俺のまっすぐなプロレスで闘い抜きたいと思います。よろしくお願いします!」
■ジャイアント・バーナード「この素晴らしい大会を前にして、自分のベストを尽くすことを誓います。『G1』は非常にタフでディフィカルトな大会なんですが、なんとか勝ち抜いて力を出し切りたいと思います」
■中邑真輔「え〜。厳しい連戦なんで、コンディション、勝敗……それに左右されないメンタル。鋭い自分の闘いをしたいと思います」
■高橋裕二郎
「え〜。おつかれっす〜。この前の『NEW JAPAN CUP』ではね、凶器とか使っちゃったんですけど。今回の『G1』ではマジメに試合して、みなさんの気持ちを熱くしたいと思います……」