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最終更新:2010年8月5日(木) 13時49分

イカタコウイルス、「捕まるなら器物損壊」

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 パソコン内のデータを破壊するコンピュータウイルス、通称「イカタコウイルス」を開発した男が逮捕された事件で、男が警視庁の調べに対し「捕まるとしたら器物損壊容疑しかないと思った」などと供述していることが新たにわかりました。

 この事件は、大阪・泉佐野市の会社員・中辻正人容疑者(27)が自ら開発した通称「イカタコウイルス」を他人のパソコンに感染させ、データを破壊したとして器物損壊の疑いで逮捕されたものです。

 イカタコウィルスはファイル共有ソフト「ウィニー」を介してまかれていましたが、その後の警視庁への取材で、中辻容疑者が「もしこのウィルスの犯人として自分が捕まるとしたら器物損壊容疑しかありえない」としたうえで「ウィニーを利用している人は著作権侵害に当たるから、後ろめたくて被害を受けても警察に訴えないだろうと考えた」と供述していることが新たにわかりました。

 警視庁は、中辻容疑者が今回は犯行が発覚しないよう慎重に計画を練ったとみて調べを進めています。(05日11:23)