岡山

　大阪府吹田市のパチンコ店運営会社「センインターナショナル」の千原秀則社長らが２日、岡山市役所を訪れ、競艇の場外舟券売り場「ミニボートピア東岡山（仮称）」を中区神下に設置する計画を明らかにした。同社によると３月に神下町内会の同意を得たという。

　場外舟券売り場は舟券の発売・払い戻しのほか、全国２４カ所のレースの中継などを行う。自動発払機７台、自動発売機６台、有人窓口２カ所を置き、一般席１２０席、有料席７０席、駐車場４１０台の規模（敷地面積１万１１４７平方メートル）になる計画。同社は現在、予定地でパチンコ店を運営している。

　売り場の設置には国土交通大臣の許可が必要で、申請には地元自治会等の同意、市町村長の同意、議会の反対の議決がないことが条件となる。自治会等の同意については同社が３月、神下町内会住民を対象に説明会を開催。その後の票決総会では町内会長一任を含む賛成８８票、反対３１票、無効２票の結果となり、同意書を取得した。

　同社は「来年度以降、早い時期にミニボートピアを設置したい」、岡山市は「周辺地区の意見や世論の反応を受けて同意するかどうかを決めたい」としている。【石川勝義】