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清算、買い取りも想定せず |
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豊川市議会全員協議会は４日開き、豊川市開発ビル（プリオおよびプリオ�供砲離螢縫紂璽▲觀弉茲砲弔い董�運営会社の豊川市開発ビル（社長＝山脇実豊川市長）および豊川市から説明を聞いた。竹本幸夫副市長が「清算（倒産）も市の買い取りも想定していない」とし、存続・支援を前提に、前回提示した計画通り補正予算案を組み、９月定例議会に上程する考えを示したのに対し、賛否両論出て収拾が付かず、本番の９月定例議会まで結論を先送りした。
同計画は７月初めに市議会に提示されたが、ユニー（アピタ）撤退後の主要フロアにパチンコ店誘致を骨格とした内容だったため、議会側が猛反発し断念。同月末に、パチンコ店の穴埋めに７億円増やし、市の支援を１０年間で計１１億円余とする見直し案を提示し、賛同を求めた。
しかし、市税投入額が巨額に上ったためまとまらず、この日３回目の計画説明を受けた。リニューアル計画の甘さが指摘されてきた。アピタ跡だけでなく、空いている全フロアに新規テナントが入り、すべて埋まった状態を前提に立てられていた点だ。
竹本副市長はこの日時点で計５２９０平方メートル（１６０３坪）、賃料９２００万円相当が未定になっていることを明らかにした上で「決まらないまま推移するとは考えていない」とし、「仮にリニューアル当初にパチンコ店が入る予定になっていた地下１階２３１０平方メートル（７００坪）がすべて空き床でスタートし、２年目に半分しか埋まっていない状態だった場合でも、計上赤字となるものの、１０年間で約１４億６０００万円の借入金の返済が可能になる」などと説明し、収支計画に理解を求めた。
また清算（倒産）をシミュレーションした場合、負債３３億９０００万円について建物ゼロ、土地実勢価格８億６０００万円などで計算すると、２２億７０００万円の債務超過となり、到底精算できない状態。裁判所の債権整理の調停を受け、競売にかけられることになり、「第三者の手に渡り、土地利用に不安が残る」と説明し、清算する考えのないことを強調。
続いて、第３セクターの完全民営化について「市が一方的に手を引くことは道義的に許されないし、混乱を招く」とし、市が買い取ることも想定していない点を繰り返し強調した。
ほか、常務会の設置など新経営体制についても触れ、年内に実施する考えを示した。
議員から「パチンコ店断念は山脇市長の政治判断だ。責任は重い」と追及の手が挙がったが、山脇市長は「取締役で決定したことだ」とかわした。 （山崎祐一）
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