2008年10月20日

岡本千鶴子「平塚5遺体事件」


「平塚5遺体事件」

岡本千鶴子

20081020-01

【続報】
岡本千鶴子被告、二審も懲役12年

〈経緯〉


怪!「平塚5遺体事件」

神奈川県平塚市のアパートで住人の無職山内峰宏さん(35)と岡本利加香(りかこ)さん(19)、乳幼児3人計5遺体が見つかった事件で、神奈川県警捜査1課と平塚署は3日、利加香さん殺人容疑で母親の住所不詳、無職岡本千鶴子容疑者(54)を逮捕した。

山内さんの母親(64)が1日朝、アパートを訪ねたところ、6畳和室の布団内で利加香さんが首を絞められて死亡、玄関付近で山内さんがかもいに布をかけて首をつって自殺していた。

室内には「死にたい。一緒にさせて」という内容の山内さんのメモが残されていたことから、県警は当初、山内さんが利加香さんと無理心中を図った可能性もあるとみて捜査していたが、室内から岡本容疑者が書いたとみられる「娘を殺した」とのメモが見つかり、筆跡などから同課などは岡本容疑者の行方を捜査していた。
同容疑者は「自分も死のうと思った」と供述、容疑を認めているという。

調べによると、岡本容疑者は2005年10月12日ごろ、アパート室内で娘の首をひものようなもので絞めて殺害した疑い。

山内さんと利加香さんは異母兄妹で、約5年前に山内さんがアパートを借り、後に利加香さんも移り住んだとみられる。
岡本容疑者もこのころから一緒に暮らしていたとみられ、「3月ぐらいまで住んでいた。そのころ山内さんは生きていた」と供述しているという。

◆ ブログ、最後の書き込みは昨年10・12
20081020-02利加香さんは昨年8月30日からネット上のブログをつけていた。
最後の書き込みは10月12日午前2時10分で
「友達って難しいな。今年に入ってなんかおかしいよ…もうやだ」と記していた。
また「もうやだ。どうしたらいいかわかんない気持ちになってしまった」(9月25日)
「自由がほしい。そんな監禁状態な生活、ひっきーです」(9月28日)と何かに悩んでいる記述があった。

また同年9月には、インターネットの会員制掲示板に
「朝から家でごたごたぐちゃぐちゃいろいろあった。朝から夕方まで大泣き」とあったほか、殺害される直前の同10月6日にも、「親もうざいし自分もうざい」などと書かれていた。

利加香さんは、予備校に通いながら私大の演劇サークルに所属。
演劇仲間とのやりとりのほか「やべ。センター(試験)の出願してないや」「お兄ちゃんがチロルチョコ1箱買ってきてくれました。勉強しつつ食べようと思います」(10月10日)などと書いていた。

◆ 娘殺害後にメール、母親が偽装工作か?
関係者によると、利加香さんが殺害された去年10月12日以降、利加香さんが所属していた大学のサークルのメンバーがメールを送ったところ、利加香さんの携帯電話から「入院していたけど、大丈夫」「お母さんが死んだので、葬式などで取り込んでいる」などといった内容のメールの返信が複数あったという。
神奈川県警は千鶴子容疑者が利加香さんが生きているように見せかけた偽装工作を行った疑いがあるとみて、今後、調べる方針。
(2006年5月4日)

1遺体は84年に失踪の男児か?

室内の棚にあった段ボール箱2個から3遺体が見つかり、司法解剖の結果、1人は身長120センチほどの男児、残る2遺体は妊娠40週程度の新生児と判明。

男児の遺体は、岡本千鶴子容疑者(54)の長男で、1984年に行方不明になった保育園児の利英君(当時6歳)と身長がほぼ同じであることが4日、平塚署の捜査本部の調べでわかった。

岡本容疑者は約20年前、「長男が失跡した」と周囲に訴え、テレビで情報提供を呼びかけたこともあるといい、捜査本部で関連を調べている。

関係者によると、山内さんの父親(97年に56歳で死去)と岡本容疑者は、岡本容疑者が勤めていた神奈川県秦野市の飲食店で知り合い、2人の間に男児と利加香さんが生まれたという。
近所の男性によると、岡本容疑者はあか抜けた愛きょうのある女性という。
不明になった男児を捜すため、テレビ番組に出演したこともあり、最近は「八方手を尽くしたが、手がかりが何もない」などと話していたという。

調べによると、利英君は84年12月28日午前11時ごろ、平塚市内の自宅駐車場前で、1人でサッカーボールで遊んでいたが、30分後に利英君の姉が買い物から帰ったところ、利英君がいなくなっていたという。
岡本容疑者は同日、平塚署に捜索願を提出。
同署は85年1月7日、事故に巻き込まれたか、誘拐の疑いもあるとして、公開捜査に踏み切った。しかし、利英君は発見できなかった。

発見された男児の遺体は白骨化していたが、骨格などから身長約120センチと判明、頭蓋骨には目立った外傷はなかった。
着衣も残っていたが茶色く変色しており、利英君の失踪当時の服装と同じかどうかはわからないという。
遺体は、ゴミ袋のような黒い袋に入れて段ボール箱に詰められ、段ボール箱は粘着テープで密封されていた。

2新生児は死後十数年?!手元に置き転々?

神奈川県平塚市のアパートで男女や新生児を含む計5人の遺体が見つかった事件で、新生児の2遺体は死後十数年経過していることが、平塚署捜査本部の調べでわかった。

娘の岡本利加香さん(当時19歳)殺害容疑で逮捕された岡本千鶴子容疑者(54)が、1984年に行方不明になった利英君(当時6歳)とみられる白骨化した遺体と一緒に、長年隠し持っていた可能性が高いとみて、捜査本部で追及している。

新生児2人と男児の遺体は、それぞれ2箱の段ボール箱から見つかった。
いずれも黒い家庭用ゴミ袋に詰め込まれ、箱は粘着テープで密封されていた。

捜査本部が、箱や粘着テープの接着剤などを分析したところ、テープは一度もはがされた形跡がなく、かなり古い時期に梱包(こんぽう)されていた。さらに、腐食により液体化が進んだ新生児の遺体の状況から、捜査本部は死後十数年がたっていると断定した。
(2006年5月9日 読売新聞)

男児の遺体は岡本千鶴子の息子
DNA鑑定で判明

神奈川県平塚市のアパートで男女と男児1人、乳児2人の計5遺体が見つかった事件で、県警は9日、男児の遺体は22年前に行方不明になった岡本千鶴子被告(54)=娘の利加香(りかこ)さん(当時19)に対する殺人罪で起訴=の息子利英ちゃん(当時6)と断定した。
DNA型鑑定の結果、千鶴子被告が知人に預けていた利英ちゃんのへその緒と、遺体から採取した毛髪などのDNA型が一致したという。

千鶴子被告は利英ちゃんの死因については供述を拒んでおり、県警はさらに事情を聴くなどして事件の全容解明を目指す。

千鶴子被告は84年12月28日、平塚署に「買い物から帰ったら子どもがいなかった」と届け出た。同署は85年に公開捜査にして行方を捜したが見つからなかった。
(2006年06月09日 asahi.com 引用)

新生児2遺体も岡本被告の子と断定
DNA鑑定で

神奈川県平塚市のアパートで男女2人と男児、新生児の計5遺体が見つかった事件で、平塚署捜査本部は19日、新生児2遺体を無職岡本千鶴子被告(54)(殺人罪で起訴)の子と断定した。
段ボール箱に残っていた骨と岡本被告の唾液(だえき)をDNA鑑定し、親子関係を確認した。

鑑定では、死因や死亡時期、父親の特定はできなかった。
岡本被告は新生児の2遺体について、「1985年ごろと87年ごろに出産した」と供述。
新生児は、殺害された岡本被告の娘、利加香さん(当時19歳)の前後に生まれたとみられる。

捜査本部は、男児の遺体についても、岡本被告が84年に捜索願を出した息子の利英君(当時6歳)と断定している。
(読売新聞引用)

岡本千鶴子被告 3遺体遺棄で書類送検へ

警察は14日、岡本千鶴子被告(54)を子供3人の遺体を遺棄した疑いで書類送検する方針。

その後の調べで、そのうちの1人は22年前に行方不明になっていた長男・利英くん(当時6)で、残りの2人は約20年前に岡本被告が産んだ男児の遺体であることがわかっている。

警察は14日、3人の遺体を遺棄したとして岡本被告を死体遺棄容疑で書類送検する方針だが、時効が3年のため不起訴となる見通し。岡本被告は3人の死亡の経緯について供述を拒んでいるということだが、これで一連の捜査は終結を迎える。
(2006/07/14)

岡本千鶴子・相関図

〈 一審横浜地裁・裁判 〉↓

岡本千鶴子被告が娘の殺害を否認?!
横浜地裁初公判

神奈川県平塚市のアパートで今年5月、女性や男児ら5人の遺体が見つかった事件で、娘の無職岡本利加香(りかこ)さん(当時19歳)を絞殺したとして、殺人罪に問われた住所不定、無職岡本千鶴子被告(55)の初公判が21日、横浜地裁(木口信之裁判長)であった。

岡本被告は「私は殺していません」と起訴事実を否認、無罪を主張した。

岡本被告は逮捕された今年5月3日以来、捜査当局の調べに対して一貫して殺害を認めてきた
裁判は長期化する見通しになった。

起訴状によると、岡本被告は昨年10月12日ごろ、アパート室内で眠っていた利加香さんの首にひもを巻き付けて絞め殺した。

アパートでは5月1日、利加香さんのほか、首をつった状態の異母兄・山内峰宏さん(当時35歳)、段ボール箱に入った男児1人と新生児2人の遺体が見つかった。

平塚署捜査本部は、山内さんについては室内にあった自筆のメモから自殺と断定
一方、男児はDNA鑑定などから、1984年に失跡した岡本被告の息子、利英君(当時6歳)と判明した。新生児も、岡本被告が約20年前に相次いで出産したことがわかった。

捜査本部は7月、利英君と新生児2人の死体遺棄容疑で岡本被告を書類送検したが、公訴時効(3年)の成立で不起訴になった。
(2006年8月21日 読売新聞)

岡本被告「娘を殺したのは異母兄」

神奈川県平塚市で5月、乳幼児を含む5人の遺体が見つかった事件で、実の娘の岡本利加香(りかこ)さん(当時19)を殺害したとして殺人罪に問われている住所不定、無職岡本千鶴子被告(55)の第2回公判が2日、横浜地裁で開かれた。

岡本被告は、自殺したとみられている利加香さんの異母兄(当時35)が利加香さんを殺したと主張した。

被告人質問で、岡本被告は「昨年10月12日の昼ごろ、買い物から帰ったら利加香が死んでいた」
「(異母兄が)『自分が殺した。利加香を他の男に取られたくない』と話していた」
と述べた。

異母兄の遺体は岡本被告らが暮らしていたアパートで発見された。
「死にたい。一緒にさせて」という走り書きがあり、県警は、異母兄は今年3月以降、利加香さんの後を追ってアパートで首をつったとみている。
(2006年10月02日 asahi.com)

娘殺害の岡本千鶴子被告に懲役12年の判決
横浜地裁

神奈川県平塚市のアパートで女性や男児ら5人の遺体が見つかった事件で、娘の無職岡本利加香さん(当時19歳)を絞殺したとして、殺人罪に問われた住所不定、無職岡本千鶴子被告(56)の判決が23日、横浜地裁であった。

大島隆明判長は、懲役12年(求刑・懲役17年)を言い渡した。

判決によると、岡本被告は05年10月12日ごろ、アパート室内で利加香さんの首にひもを巻き付けて絞め殺した。

岡本被告は捜査段階で殺害を認めたが、公判では一転して否認
アパートの借り主で、06年3月に自殺した利加香さんの異母兄(当時35歳)が殺害したと主張し、被告人質問では「異母兄が責任をとって自殺したら、私が罪をかぶるという約束だった」と供述していた。

大島隆明裁判長は「遺体を長期間放置し、周囲に娘の生存を装うなど不自然。母親としての情愛を感じられない冷血な犯行」とし、また「異母兄に殺害の動機はない」と指摘した。

アパートの室内からは、利加香さんと異母兄のほか、段ボール箱に入った男児1人と新生児2人の遺体が見つかった。
男児は1984年に失跡した岡本被告の息子、利英君(当時6歳)で、新生児も、岡本被告が約20年前に相次いで出産した子供だった。

岡本被告は、利英君ら3人の死体遺棄容疑で書類送検されたが、公訴時効(3年)成立で不起訴になった。
被告人質問では「遺体を持っていた理由は、今は言いたくない。裁判が終わったら話す」と話していた。
(2007年7月23日 読売新聞)

平塚5遺体事件の控訴審初公判
東京高裁

神奈川県平塚市のアパートで平成18年、男女5人の遺体が見つかった事件で、娘の利加香(りかこ)さん=当時(19)=を殺害したとして殺人罪に問われ、1審横浜地裁で懲役12年を言い渡された無職、岡本千鶴子被告(56)の控訴審初公判が8日、東京高裁(須田●(=賢の又が忠)裁判長)で開かれた。弁護側は、1審同様に「(利加香さんの)異母兄の犯行」と無罪を主張した。
(2008.5.8 産経ニュース)
http://stj.sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080508/trl0805082245024-n1.htm

※この記事へのコメント

お、さすがですねw

岡本千鶴子の控訴審判決が近々にある予定になっていますが、
わが娘を殺害していながら相変わらず無罪を主張とは、やはり強かな女。


Posted by 天馬 at 2008.10.20. 13:18
周り中の人が死んでいる。こんな事って小説の中でさえきいた事が無いような、、、。
岡本被告の若かった頃の写真を見たけれど、相当な美人。何が彼女をこんなにさせたんでしょうかね。
Posted by イタチ at 2008.10.20. 14:48
娘の利加香さん殺害で一審の懲役12年というのも軽い気がしますが、その事件も死人に口なしで異母兄の犯行にしようとしたり、強かな悪女。

だいたい時効で不起訴になってるけど、新生児を含めてわが子3人を殺害したのは間違いない事実の鬼畜。
Posted by 鉄拳 at 2008.10.20. 15:06
事件発覚当時はどろどろしたものを感じましたね。
でも5遺体のうち山内さんが自殺。
あとは、千鶴子被告の子どもたち4人。
時効成立で利加香さん殺害だけが起訴。
実の子どもを4人も殺した鬼畜母。
恐ろしい女です。
Posted by ゾンビ at 2008.10.20. 17:17
天馬さん
イタチさん
鉄拳さん
ゾンビさん
こんばんは。

事件発覚時は、男児、新生児の遺体やその人間関係、自殺した異母兄の「遺書」なども含めて、どろどろとしたものを感じ、そういう憶測が飛んでいましたね。

しかし、新生児や男児の遺体は千鶴子被告の子であり、男児も行方不明として迷宮入りしていた事件の子だった。
その事件については千鶴子被告がTV出演して被害者の親を演じていた。
このまとめ記事には、昔の写真は掲載しませんでしたが、確かに美人。
しかし、金欲が強く、虚言症の悪女であったことは昔から。どこかの節目で人生を狂わせたのではなく、生育期に作られてきた犯罪性向によるものでしょう。

逮捕から千鶴子被告の殺害を認めた供述も、やはり想定どおり公判ではあっさり翻す強かさ。
当事者だけが知る密室での犯行。
しかし、千鶴子被告なくして犯罪は起こらず・・・・。
今週中にも控訴審判決がでるでしょう。
Posted by shadow9 at 2008.10.21. 00:19
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