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4日夜のオーロラ観測、望み薄 日本の機関が最新情報

2010年8月4日18時21分

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 日本でのオーロラ観測は期待薄――米航空宇宙局(NASA)が、4日夜にも可能性があると発表していた「夜空のショー」は、幻に終わりそうだ。

 磁気嵐などの「宇宙天気予報」を公表している独立行政法人・情報通信研究機構(東京)によると、地球や地球外周の磁場などの観測データを午後5時前の段階で分析した結果、「同日昼過ぎから(太陽活動による)イベントは終息方向に向かっている」。過去に肉眼で観測されたことのある北海道でも「オーロラを見られることを示唆するデータはどこにもなく、可能性は極めて低い」という。

 NASAは、太陽観測衛星SDOが1日、太陽の表面で起きた爆発(フレア)を観測したと発表。規模はそれほど大きくはなかったが、荷電粒子がちょうど地球に向かう位置にある黒点の付近で起きた。このため、噴き出した大量の荷電粒子が地球に向かっており、4日ごろにオーロラが見られるかもしれないとしていた。

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