えんま様の前で笑顔の桂雀々=京都千本えんま堂本堂
8月9日で50歳を迎える落語家・桂雀々(49)が3日、京都市上京区の千本えんま堂で、全国50カ所を訪ねる「地獄巡り」落語会を開催した。地獄を舞台にした冥土の旅の話「地獄八景亡者戯」を、全国各地の町家、廃校、不使用の劇場、芝居小屋などで披露する。今年3月1日にスタートし、同所で13カ所目を迎えた雀々は「えんま様の前での落語は私にとっても初めて。『地獄八景‐』をこの場所でお披露目できてうれしい。縁を感じます」と演目の雰囲気と一致した場所に笑顔。「時事ネタをちょっとずづ盛り込んでます。アレンジしすぎないようにしてきたい」と話した。