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キャメロン監督、原爆映画に出演

 ドキュメンタリー映画「二重被爆〜語り部・山口彊さんの遺言」の一場面。右が山口彊さん、中央は米映画監督のジェームズ・キャメロン監督
 ドキュメンタリー映画「二重被爆〜語り部・山口彊さんの遺言」の一場面。右が山口彊さん、中央は米映画監督のジェームズ・キャメロン監督

 米映画「アバター」で大ヒットを記録したジェームズ・キャメロン監督(55)が、広島、長崎の両方で被爆した二重被爆者、山口彊(つとむ)さんを5年にわたって追い掛けたドキュメンタリー映画「二重被爆〜語り部・山口彊さんの遺言」に出演していたことが3日、分かった。

 広島、長崎の原爆をテーマにした次回作の構想を持つキャメロン監督が、昨年12月に「アバター」のPR来日の際、1月に93歳で亡くなった山口彊さんの病床を訪問。山口さんがキャメロン監督に「I have done my duty(私は自分の役目を終えた)」とつぶやく様子が収められている。山口さんはこの2週間後に亡くなった。

 作品は7月末に長崎市で初上映されたが、今後の公開予定はなく、飯塚秀孝監督(59)ら関係者は国内外で上映先を探している。






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