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【芸能・社会】長野が作る“奇跡”の舞台「りんご」2010年8月5日 紙面から V6の長野博(37)がこの秋、世界で初めてリンゴの無農薬栽培に成功し、「奇跡のリンゴ」などの著書でも知られる青森県の農家木村秋則さん(60)の半生を描く舞台「りんご」(栗山民也演出)で主演を務めることが4日、分かった。 ジャニーズきっての食通で知られ、野菜ソムリエの資格も持ち、食に関しては一家言ある長野。今作のオファーの前から“奇跡のリンゴ”を取り寄せていたこともあり、木村さんに興味をもっていたという。“規格外”のリンゴ農家の体現に、長野は「木村さんの生き方、リンゴを通じて自然や食への大切さを感じてもらえたら」と意気込みは熱い。 描かれるのは、首都圏の会社からUターンして取り組んだリンゴ栽培で、農薬で体調を害していく家族の姿に農薬や肥料を使わない栽培を決意し、挑んだ男の生きざま。妻役の佐藤江梨子(28)との夫婦愛なども併せて描いていく。 2002年に舞台「トンカツロック」で長野との共演経験がある佐藤も「ノンフィクションの作品を演じることが、とても不思議に感じます。後世に伝えていけたら」と意欲的。「木村さんのリンゴ、ぜひ食べたい」とも話している。 10月からのけいこを前に、長野は“空気”に触れるため、木村さんの畑を見学し、木村のしぐさなどをまねることまで構想中とか。珍しい農業作品の舞台で、木村さんが監修を務める。リアリティーの追求に農作業衣装の演出もあるかもしれないという。 公演は、東京・ル テアトル銀座(11月5−14日)のほか、兵庫県立芸術文化センター(11月20−23日)、青森・弘前市民会館公演が決定。長野にとって久々の舞台での全国行脚で、名古屋公演も予定されている。
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