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女優の中谷美紀(34)が、女性作家・有川浩(ひろ)さん原作の24万部のベストセラー小説を映画化した「阪急電車」(来年初夏公開)に主演することが3日、分かった。
舞台は兵庫県の阪急今津線。宝塚駅から今津駅までの約9キロの路線に乗り合わせた乗客たちの人生を描いた群像劇だ。人気脚本家の岡田惠和氏がシナリオを担当する。中谷が演じるのは婚約中の恋人を後輩社員に奪われた“アラサーOL”。駄目な彼氏に振り回される女子大生は戸田恵梨香(21)に決まった。
撮影は12月から約1か月、オール関西ロケで行われる。製作の東宝が阪急電鉄と同じ「阪急阪神東宝グループ」のため、実際の車両や駅を使って撮影。また、宝塚歌劇団のタカラジェンヌたちが、一瞬だけ登場するシーンも予定されるなど、記念作品としてグループを挙げて盛り上げる。阪急電鉄は「阪急マルーン」と呼ばれる独特のあずき色の車体で親しまれているが、あらためて注目を集めることになりそうだ。
中谷にとっては2005年の「電車男」に続く“電車映画”となるが「同じ車両に乗り合わせた見知らぬ人も、人生の紆余(うよ)曲折に一喜一憂する人間であることに気付かせてくれるこの作品を、戸田恵梨香さんと一緒に演じられることを楽しみにしています」。一方、神戸出身の戸田は「阪急電車と聞いただけで親しみを感じました」とうれしそうだった。
(2010年8月4日10時56分 スポーツ報知)