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不況知らずのびわスポ大の就職戦線 右肩上がりで就職率アップ

 就職氷河期の再来といわれた09年度の就職戦線。就職率の全国平均が90パーセントと厳しい状況のなかで、びわスポ大の4期生は全国平均を大きく上回る97・7パーセントの高い就職率を達成。開学以来の就職率も1期生の93・1、2期生の94・8、昨年の3期生96・8パーセントを上回る右肩上がりで企業の人事担当者らは「不況のご時世だからこそ、スポーツ大学生の明るさ、バイタリティに期待している」という声も聞かれる。
 4期生の就職・進路状況は、一般企業が106人の志望に対し就職者は144社で103人。教員採用も現役合格こそ3人だったが、常勤31人、非常勤が24人を数えた。警察、消防の公務員は8人で進学は大学院と専門学校を合わせて21人だった。
 本学の就職活動からは「不況知らず」ともいえそうだが、3年秋から始まる就職活動に積極的に取り組む学生がふえ、またゼミ担当の教員もゼミ生の就職活動には積極的に支援していることも就職率の大幅なアップにつながっている。

 

業種 人数 就職・進路先
一般企業 103 西日本旅客鉄道、ミキハウス、郵便局、但馬信用金庫、大阪トヨペット、ラウンドワン、セキスイハイム中部、スズキ自販、佐川急便、福屋工務店、スポーツ館ミツハシ、ヒマラヤ、乗馬クラブクレイン、ファイブM、アミティエ・スポーツクラブ、アルペン、つるやゴルフ、モリヤマスポーツ、リーフラス、グンゼスポーツ、ウエルネスサプライ、THINKフィットネス、フットネス21事業団
教員 58 現役:3名(大阪市小学校、滋賀県特別支援学校、学校法人大原学園)
常勤:31名   非常勤:24名
公務員 8 大阪府警、京都府警、岐阜県警、大津消防2、滋賀県警、茨木消防、高槻消防、長崎県央地域市町村消防
進学 21 京都教育大学大学院、奈良教育大学大学院、立命館大学大学院、福岡医療専門学校、滋賀医療技術専門学校、京都医健専門学校、関西医療学園専門学校、森之宮医療専門学校2、仏眼医療専門学校明治、東洋医学院専門学校、平成医療学園専門学校、日本競輪学校、佛教大学通信教育部 など

 

競技スポーツ学科4年吉浦剛史

 大学生の就職活動に08年の世界同時不況が影響を及ぼしたことは確かだと思う。多くの企業が「誠に残念ですが、今年度の採用を見送らせていただきます」と採用ホームページに次々と発表する。そんな状況に置かれていた私は危機感を強く感じ「働く」ということを考えて、昨秋からエントリーに備えた。3年生の10月から4年生の5月上旬までが一般的に「大手」と呼ばれる企業が採用選考を行なう期間である。その半年間でほぼ自分の人生が決まってしまうのであれば、そこに向けて念入りな準備をしなければならないと思った。
 日本の政界がどう動き、日本の経済がどういう傾向にあるのか、不況のなかでも業績を上げている業界、企業はどこなのか、そしてそれはなぜなのか。今まで考えたことのない政治や経済、国際社会といった分野に目を向けた。そして自分一人の考えではなく多くの人に意見を求めた。企業で働く人々から身近な本学の教職員の方々まで、「日本の社会で働く」ということを実践している人たちの声を聞くことでいろいろな情報、知識を得ることが大切だと考えた。
 自己分析をして自分を知る。企業研究(業界研究)をして社会を知る。そして社会人としての一般常識。この3つはエントリーが始まる前にしっかり準備することが大切である。昨年の状況(内定者の8割が年内から活動を開始)から見ても早く行動を起こすことが良い結果を招いている。「買い手市場」「不景気」の就職活動は、その開始時期の早さが内定の成否を左右するようになってきている。だからこそ、就職活動というのは、これから社会に出る自分と真剣に向き合う良い機会だと思って、前向きに早く取り組むことが大事なのではないか。

(競技スポーツ学科 4年 吉浦剛史)

 

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