東京中日スポーツ 55周年企画
55周年イヤーの記念事業や紙面企画をご紹介します
トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 速報ニュース一覧 > 記事
【大相撲】武蔵川理事長5日にも辞任 体調不安、不祥事の引責2010年8月5日 00時34分
日本相撲協会の武蔵川理事長(62)=本名石山五郎、元横綱三重ノ海=が5日にも辞任することが4日、分かった。相撲協会関係者によれば、同理事長は健康上の不安とともに、野球賭博問題など一連の不祥事を重く受け止めて決意したという。武蔵川理事長は「体調面が優れず、不安もある。(一連の不祥事で)責任も感じている」などと漏らしているという。 相撲協会は4日に東京・両国国技館で開いた臨時理事会で、秋場所(9月12日初日・両国国技館)は新体制で臨むことを了承した。 村山弘義理事長代行(元東京高検検事長)は4日午前、相撲協会の監督官庁の文部科学省から武蔵川理事長の交代を要望された。その後、臨時理事会はこの事態を重く見て、出羽海理事(元関脇鷲羽山)放駒理事(元大関魁傑)友綱理事(元関脇魁輝)の幹部を武蔵川理事長のもとへ派遣。同理事長は辞任の意向を伝えたという。 武蔵川理事長は弟子の野球賭博関与で名古屋場所を謹慎し、体調不良もあって東京都内の病院に7月29日まで入院。5日の臨時理事会で復帰することが決まったが、同日にも本人が辞意を表明する可能性がある。 関係者によると、後任に外部理事の村山理事長代行が就任する案が浮上している。協会内部から選ばれる場合は、理事会出席者全員による投票で最多数の票を集めた理事が就任する。一部理事によると、前理事長の北の湖理事(元横綱)が有力視され、放駒理事や若手の貴乃花理事(元横綱)の名前も挙がる。 (共同)
|