4日の債券市場で長期金利の指標になる新発10年物国債利回りが0.995%まで低下し、約7年ぶりに1%を割った。米景気の減速懸念が国内景気の先行き不透明感を招き、銀行などが安全資産とされる国債を買い進めた。その後も1%前後で推移し、0.995%で取引を終えた。
長期金利は午前9時30分過ぎに0.995%を付けた。前日の米国市場で発表された経済指標が市場予想を下回り、米景気の回復鈍化が意識されて米長期金利が低下。国内の長期金利も米金利につれて低下した。
その後は朝方の急ピッチの低下と1%割れの反動から、1%台に戻す場面もあった。しかし円相場が上昇し、株価が大幅に下落したことで、国債に買いが集まり、長期金利は夕方にかけて再び1%を割り込んだ。
長期金利、債券市場、利回り、国債、10年物国債
日経平均(円) | 9,489.34 | -204.67 | 4日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 10,648.64 | +12.26 | 4日 10:31 |
英FTSE100 | 5,386.65 | -9.83 | 4日 15:31 |
ドル/円 | 86.08 - .10 | +0.10円安 | 4日 23:26 |
ユーロ/円 | 113.35 - .38 | -0.30円高 | 4日 23:25 |
長期金利(%) | 1.000 | -0.035 | 4日 16:39 |
NY原油(ドル) | 82.55 | +1.21 | 3日 終値 |
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