無煙たばこ:月間100万パックに生産倍増へ 人気で品薄

2010年6月8日 17時59分 更新:6月8日 18時22分

品薄になり、増産が決まった日本たばこ産業(JT)の無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」=JT提供
品薄になり、増産が決まった日本たばこ産業(JT)の無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」=JT提供

 日本たばこ産業(JT)は8日、火を使わず煙が出ない無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」の生産能力を倍増すると発表した。5月17日に東京都限定で発売したが、販売が好調で生産が追いつかず、品薄になっているため。今秋までに東海工場(静岡県磐田市)にラインを新設し月産50万パックから100万パックに増強する。

 パイプ状の本体にタバコの葉が詰まったカートリッジをセットし、たばこの味を楽しむ。発売から約3週間で、1カ月分と想定した45万パック(1パック本体1本、カートリッジ2本入り、300円)を上回る65万パックを販売。都内の品薄を解消し、全国展開も検討する。

 「ゼロ」は公共交通機関や、路上喫煙などを禁止する自治体でも使用を認めるケースが増加。日本航空が機内使用を認めるなど、「通常は吸えない所で楽しめる」(JT)として人気を集めている。【井出晋平】

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