天皇、皇后両陛下は1日、秋葉原駅(東京都千代田区)からつくばエクスプレスの臨時列車で茨城県つくば市に入り、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センターを視察された。
両陛下は、小惑星「イトカワ」から帰還した探査機「はやぶさ」のカプセルの一部をごらんになった。大気突入時の高温から本体を守ったヒートシールドの実物などを前に説明を受けると、陛下は「よろしかったですね。成果が上がって」と祝福された。
続いて両陛下は、同市のつくば国際会議場で、今回の訪問の主目的だった「第21回IUPAC化学熱力学国際会議」の開会式に出席された。同会議は約40カ国から研究者らが出席。6日まで開催される。