今回の参院選に立候補した女性は、候補者全体(437人)の22・9%に当たる100人で、うち17人が当選した。当選率は17%だった。
改選議席に占める女性の割合は14・0%。初めて2割を突破した07年の21・5%から7ポイント以上下落した。
選挙区から立候補した55人中、当選した女性候補は8人。選挙区だけでみた当選率は14・5%で、前回の31・8%を大きく下回った。
民主党が改選数2や3の選挙区で多く擁立した女性候補が相次いで落選したことが影響したようだ。比例代表では45人中9人が当選した。
女性候補の当選者数17人は、参院に比例代表が導入された83年以降の10回の参院選で6番目の記録。当選率17%は5番目だった。直近の5回と比べると、当選者数は04年(15人)に次いで少なく、女性候補が全体的に不振だったことがうかがえる。【山田夢留】
毎日新聞 2010年7月12日 東京夕刊