桑名市の夏を彩る石取祭(国指定重要無形民俗文化財)は31日午前零時、耳をつんざくようなかねと太鼓による「叩(たたき)出し」で始まり、同日夕からは36台の祭車が各組ごとに町内を回った。
石取祭は同市本町の春日神社の神事。試楽(しんがく)の31日は、夕方から子どもたちを中心にした祭車が町を練った。夜になるとたたき手が青年たちに変わり、「ゴンゴン、チキチン」と力強い祭りばやしが城下町に響いた。
本楽の1日は、午後1時ごろから旧東海道沿いに祭車が整列。春日神社まで移動し、午後6時半から、祭車が順番に同神社楼門前に練り込む「渡祭」がある。 (生田貴士)
この記事を印刷する