【口蹄疫】東国原知事が熊本に謝罪「指針は想定外」　両県で法改正要請へ

　宮崎県の口蹄（こうてい）疫問題で東国原英夫知事は４日、熊本県庁を訪問し、「迷惑をかけ申し訳ない」と蒲島郁夫熊本県知事に謝罪した。

　口蹄疫の被害拡大に関して東国原知事は「既存のマニュアルは密集地の大規模発生を想定していなかった。埋却場所の確保、獣医師不足の問題などがあって（対応が）後手後手に回った」と説明。蒲島知事は「新しいマニュアルを作ることが必要ですね」と応じた。

　また、東国原知事は家畜伝染病予防法について「現在は農場経営が大規模化し、全く機能しなかった」などと指摘し、蒲島知事とともに国に法改正を求める考えを強調した。

　宮崎県が７月２７日に家畜の移動、搬出制限区域をすべて解除したのを受け、熊本県は７月末に県内の防疫措置を解除した。