大相撲の野球賭博問題で謹慎となり、体調を崩していた日本相撲協会の武蔵川理事長が、理事長職を辞任する意向を示していることが、相撲協会の関係者の話でわかりました。相撲協会では、5日、臨時の理事会を開いて、今後の対応を検討することにしています。
日本相撲協会の武蔵川理事長は、自分の部屋の弟子が野球賭博に関与したことを受けて、名古屋場所が終わるまで謹慎となり、謹慎が終わったあとも体調を崩していたため、相撲協会では、この間、元東京高等検察庁検事長の村山弘義外部理事が理事長代行を務めてきました。相撲協会の関係者によりますと、武蔵川理事長は、4日、東京・両国の国技館で開かれた理事会に対して、来月の秋場所は新しい体制で臨んだほうがよいという考えを伝え、理事長職を辞任する意向を示したということです。このため相撲協会では、5日、武蔵川理事長も出席した臨時の理事会を開いて、今後の対応を検討することにしています。