「目の前見ましたら、今まで建っていた校舎は、完全に向こう側に倒れているもんですから」(被爆者の山城光明さん)
子どもたちが被爆電車に乗って、被爆者から体験談を聞いた平和学習を行いました。
今年は、小中学生ら80人が参加しました。
毎年開いているこの平和学習は、今年が21回目となります。
参加者は、今も現役で走り続けている2両の「被爆電車」に乗って、およそ1時間にわたり被爆者から、65年前の体験談を聞きました。
「空が本当に光りました。カメラのフラッシュが、ほんと何千発も目の前でたかれたような」(被爆者の山城光明さん)
広島市に住む山城光明さんは、13歳の時に、爆心地からおよそ1.2キロ離れた中学校の校庭で、被爆しました。
小中学生らは、原爆で、母親や友人を亡くした、山城さんの話に聞き入っていました。
「戦争とかせずに、平和な世界がいいなと思いました」(参加した子ども)
「戦争の怖さや山城さんの苦しさが、すごく分かりました」(参加した子ども)
「一人一人にとって、平和というのは、一体どういうことなんだろうかいうのを、考えていただきたい」(被爆者の山城光明さん)(8/4 19:16) |