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国内初の男は“確信犯”「世間に騒がれたい」

中辻正人容疑者
中辻正人容疑者
Photo By 共同

 警視庁に逮捕された中辻正人容疑者(27)は2008年、コンピューターウイルスの作成者として国内で初めて逮捕され、有罪判決を受けていた。当時の取り調べでは「世間に騒がれたいと思った」と供述。今回も「腕が向上しているか確かめたかった」と話しており、警視庁は“確信犯”とみている。

 京都地裁判決によると、中辻容疑者は07年、アニメの画像を無断で添付したウイルスを、ファイル共有ソフト「ウィニー」を通じて配信。同級生の男性の顔写真をウイルスに付けて配信し同級生の名誉を傷つけた。

 中辻容疑者は、公判で「ウィニーで映画などが違法にダウンロードされれば、テレビ局が放送しなくなる。テレビ番組を録画して見ることが趣味なので危機感を持ち、阻止しようとした」と主張。今回も「ファイル共有ソフトのユーザーを懲らしめたかった」などと供述している。

 警視庁の捜査関係者は「結局は自分の技能を示したかったのではないか」と指摘した。

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