増床中の高島屋大阪店、９月１日に第２期オープン

　高島屋は３日、増床工事が進む大阪店（大阪市中央区）が、９月１日に第２期オープンすると発表した。買い物客の志向や価値観を重視した地域密着型で、大阪・ミナミを中心とした近畿南部の客の取り込みを狙う。３月の第１期増床オープンと合わせて全体の７割が完成となり、グランドオープンは来春の予定。

　オープンするのは、婦人服と化粧品、時計宝飾品、紳士服、スポーツ用品、食料品−の６つの売り場。

　３〜５階の婦人服売り場は、改装前の１割増の面積となる約１万７０００平方メートルに人気ブランド「ランバン　オン　ブルー」が大阪初、「フレイ　アイディ」も関西初となるなど新たに約３０ブランドが出店。ミセス層に加え、働く女性、子育て世代の取り込みを図る。

　１階の化粧品フロアは約３千平方メートルとこれまでの１．５倍に拡大し、関西の百貨店では最大級となる。日本初出店の「バーバリー　ビューティー」など４０ブランドが新規出店する。アイシャドーや口紅など６アイテムの人気商品約４００点が試せる「トライアル　スタジオ」や、最先端コスメなど話題のアイテムをそろえて情報を紹介するコーナーも設ける。

　地下の食品・総菜売り場には「道頓堀　今井」や「道頓堀　はり重」、「ポンテベッキオ」など新たに約２０ブランドを集めた。

　高山俊三副店長は「大阪などのお客さまに受け入れられるように、商品を試せて、店員との距離が近い売り場を心がけた」と話していた。