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読売新聞、朝日新聞の報道について (2)

以下が、「書きかけ」の没原稿です。


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7月31日、読売新聞、朝日新聞において、
ホメオパシーに関する報道がありました。

これらの記事に関して、
当振興会の見解を述べさせていただきます。


読売新聞の記事に関しましては、
7月中旬に読売新聞科学部の片山圭子さんから
取材申し込みがあり、
振興会の永松昌泰代表、天井周講師、原田和道講師が
2時間余りにわたって取材を受けました。


取材の主旨として、
今回のVK2の事件についての当振興会の見解、
ホメオパシーの科学性、
ホメオパシーと現代医療との関係性、
ホメオパシーの安全性の高いセルフケアの仕方などで、
取材の中では、
ホメオパシーや科学についてのかなり突っ込んだ話も出ました。


しかし、結果として読売新聞の記事は、
紙面の都合もあり、
ホメオパシーの是非にはほとんど踏み込まず、
医療従事者たる助産師の
モラルに触れただけの記事に留まりました。

ですので、今回の読売新聞の記事については、
特に論評するところはありません。

強いて言えば、
「それ自体有害ではないが、
現代医療を受けていれば助かったはずの命が救えない恐れもある。」
という箇所と、
「唐木英明・東大名誉教授(リスク管理学)は
「代替医療は『自然』『安全』といった言葉で語られるが、
治療効果の検証が不十分で、
医療従事者が提供すべき医療ではない」と指摘する。」
という箇所でありますが、
朝日新聞の記事の方が、
同じ論点でも、もう少し踏み込んで書いてありますので、
朝日新聞の記事に関する論評に譲ります。


それでは朝日新聞の記事について、
見解を述べさせていただきます。

新聞紙面にして、1/2紙面という、
非常に大きな扱いになっています。
全国紙としては異例のことと言わなければなりませんが、
一般紙面ではなく、
土曜日にのみ付属する
be on Saturdayという別紙の中にありますので、
見落とした方も多いと思われます。


新聞記事は、よく言われるように、
新聞社の「思想的方向性」、
デスクの方針、
現場の新聞記者の個人的信条などに大きく左右されます。

この新聞記事にも、それが色濃く現れています。
昔の中学の国語の教科書にあったように、
同じことを書くにも、
「ひょろっとしたのっぽ」と書くのと、
「すらりとした長身」と書くのと、
全く印象が変わるように、
先入観や好き嫌いによって、
表現は大きく変わります。


つづく

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2010年08月03日 00:42に投稿されたエントリーのページです。

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