韓国遠征中のバルセロナ、体調不良のメッシ起用を決定か
現在アジア遠征中のバルセロナだが、4日に行われる初戦の韓国Kリーグ選抜との試合に、体調が万全ではないアルゼンチン代表リオネル・メッシを起用せざるを得ない状況に追い込まれているようだ。
グアルディオラ監督は3日の記者会見で「メッシはプレーできる状態にない。彼はまだチームに合流したばかりで、負傷のリスクが高い」と述べ、Kリーグ選抜との試合にメッシを起用しない意向を示していた。
ところが、この発言に驚いたKリーグ側が「メッシの出場はバルセロナとの契約に含まれており、もしメッシがプレーしなかった場合、同クラブは20万ユーロ(約2260万円)の違約金を支払わなければならない」と明かすとともに、「メッシが出場しないのであれば、試合自体のキャンセルおよびチケット代金の返却を行う可能性もある」と圧力をかけた。また、バルセロナの主力選手のうち、ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会に出場した8人のスペイン代表選手がまだチームに合流していないこともあり、韓国のテレビ局も「メッシまで欠場となれば、放送中止も検討する」という強硬姿勢を見せている。
これに対し、主催国側からの反発にただちに反応したバルセロナは、グアルディオラ監督とスポーツ部門を統括するジョゼップ・バルトメウ副会長が話し合いを行い、メッシの起用を決断したもようだ。バルセロナはその後、メッシの出場を約束する声明をクラブの公式サイトで発表している。
「直前の練習でメッシの状態は大幅に回復し、試合当日も練習を行うことになっている。よってチームのテクニカルスタッフは、短時間であれば同選手が出場できる状態にあると判断した。また、バルセロナを応援してくれる数多くの韓国ファンからの手厚い歓迎も、メッシの出場を促す理由である」
(C)MARCA.COM
【関連記事】
・ メッシが3冠の再現に意欲「すべてのタイトルを取りにいく」
・ メキシコ代表マルケスがバルセロナ退団「生涯バルサの選手であり続ける」
・ アンリ「バルセロナ退団は1年前に、代表引退はW杯前に決めていた」
・ イブラヒモビッチが移籍のうわさを完全否定「これからもバルセロナの選手」
・ リーガ・エスパニョーラジャンル・ブログ一覧(スポーツナビ+)
[ スポーツナビ 2010年8月4日 12:35 ]
前後の記事 - [欧州サッカー]
- アルゼンチン代表のマスチェラーノ「選手はディエゴをリスペクトしていた」 - 8月4日 11:50
- イブラヒモビッチ「レアルの力は信用できないがモリーニョ監督だけは別」 - 8月4日 11:45
- 韓国遠征中のバルセロナ、体調不良のメッシ起用を決定か - 8月4日 12:35
- ビエルサ監督、チリ代表との契約を2015年まで延長 - 8月4日 11:44
- インテルのコルドバ「将来はこのクラブの幹部になりたい」 - 8月4日 11:41
最新のコラム - [欧州サッカー]
- 主な新規加入選手・監督リスト(7月)
2010-2011シーズン(スポーツナビ)[10/8/3]
- ベルルスコーニ会長が語る新シーズンの目標と戦略
ACミラン公式サイト・インタビュー(acmilan.com)[10/7/23]
- 戦い続ける英雄に喝采を――
アンリはMLSにも足跡を刻む(小宮良之)[10/7/23]
- 香川真司、ドイツ経由で目指すブラジルW杯
サポートメンバーとして臨んだ南アフリカ大会を経て(了戒美子)[10/7/22]
- とらえどころのない南アフリカ大会の評価とプレシーズン
東本貢司の「プレミアム・コラム」(東本貢司)[10/7/16]