特報 300万円収賄で船橋市課長を逮捕 宅地許可で便宜・・。誘致ならOKなの??
300万円収賄で船橋市課長を逮捕 宅地許可で便宜
11月21日0時8分配信 産経新聞
宅地開発の許可に便宜を図る見返りに船橋市内の建築会社から300万円の小切手を受け取ったとして、千葉県警捜査2課などは20日、収賄の疑いで船橋市宅地課長の早川雅人(53)=習志野市藤崎、贈賄の疑いで船橋市の建築会社「家・スタイル」社長、飯田洋三郎(61)=船橋市南三咲=の両容疑者を逮捕した。
いずれも容疑を認めており、早川容疑者は「カードローンなどで首がまわらず、全額を借金の返済に使った」と供述している。 調べによると、同課主幹だった早川容疑者は平成18年9月中旬ごろ、市内の宅地開発の許可をめぐる審査で便宜を図った見返りなどとして、飯田容疑者から額面300万円の小切手を受け取った疑い。船橋市芝山の開発分譲地(約6700平方メートル)では、39戸の木造一戸建てが販売され、18年9月に完売していた。 2人は数年前に仕事を通じて知り合い、早川容疑者は開発の申請に必要な手続きなどのアドバイスをしていた。借金名目で900万円を用立ててもらいたいと、早川容疑者から持ちかけていたという。 家・スタイルは3年に設立。資本金1000万円で、近年業績を伸ばしていた。 【関連記事】 ・ 図書券200枚…収賄の元県職員再逮捕 ・ 便宜の見返りに700万円 鎌倉市議の告発状提出 ・ 医療機器汚職 家賃も業者が肩代わり 防衛医大眼科部長ら起訴 ・ 入札情報提供の滋賀県職員ら逮捕 ・ 収賄容疑で逮捕された岐阜・岐南町長が辞職 町議会が辞職願に同意 |
最終更新:11月21日10時25分
<船橋贈収賄>借用書の条件は無担保で無期限 市宅地課長
11月21日10時58分配信 毎日新聞
千葉県船橋市の宅地開発を巡り300万円の小切手を受け取ったとして収賄容疑で逮捕された市宅地課長、早川雅人容疑者(53)=習志野市藤崎=は、贈賄容疑で逮捕された建築会社「家・スタイル」社長、飯田洋三郎容疑者(61)=船橋市南三咲=に、300万円の返済方法や期限、利息、担保を明記しない借用書を渡していたことが県警捜査2課の調べで分かった。県警は21日午前、両容疑者を送検した。
調べでは、借用書は無利子、無担保、無期限が条件で、300万円はまだ返済されていないという。飯田容疑者は「金を貸しただけ」と容疑を否認しているが、借用書の実態などから県警は早川容疑者が当初から返済する意思を持たず、金銭貸借を装ってわいろを受け取っていたとみている。 市によると、早川容疑者は74年に採用され、主に建設局で勤務。93年以降は宅地課で開発計画の審査業務を担当し、今年4月に宅地課長になった。 両容疑者は業務を通じて知り合った。飯田容疑者は、開発行為の許可審査が通りやすくなるよう助言を受けたり、手続きがスムーズに進むよう段取りを整えてもらうなど便宜の謝礼として、早川容疑者の求めに応じ300万円を用立てたという。県警は、さらに数百万円単位の現金の授受があった疑いもあるとみて、21日に船橋市役所などを家宅捜索する。【寺田剛、中川聡子、袴田貴行】 【関連ニュース】 収賄容疑:船橋市課長を逮捕 宅地開発巡り300万円 ODA贈賄:PCI前社長ら起訴事実認める 地裁初公判 大分教員汚職:贈賄の元校長に有罪判決 大分地裁 文科省汚職:贈賄側の会社顧問に有罪判決 東京地裁 医療機器汚職:防衛医大教授を逮捕 260万円収賄容疑 |
最終更新:11月21日11時21分
<収賄容疑>船橋市課長を逮捕 宅地開発巡り300万円
11月21日0時30分配信 毎日新聞
千葉県船橋市の宅地開発をめぐり、300万円を収受したとして、県警捜査2課と八千代署などは20日、同市宅地課長、早川雅人容疑者(53)=同県習志野市藤崎=を収賄容疑で、船橋市東船橋の建築会社「家・スタイル」社長、飯田洋三郎容疑者(61)=同市南三咲=を贈賄容疑で逮捕した。
調べでは、早川容疑者は宅地課主幹だった06年9月中旬、同社が船橋市内で宅地開発する際、開発行為の許可審査で便宜を図った見返りに、飯田容疑者から額面300万円の小切手1通を受け取った疑い。早川容疑者は「小切手は現金化して借金返済に充てた」と容疑を認めているが、飯田容疑者は「金を貸しただけ」と否認しているという。早川容疑者は多額の借金を抱えており、「900万円貸してほしい」と依頼し、300万円については実際に借用証も作成していた。 船橋市によると、早川容疑者は74年入庁。93年以降は宅地課で開発計画の審査業務を担当し、今年4月に宅地課長になった。また、民間信用調査機関などによると、「家・スタイル」は91年3月に飯田容疑者が創立。従業員18人で、建築工事と不動産の売買や仲介、賃貸が業務内容。 【寺田剛、袴田貴行、清水隆明】 【関連ニュース】 ODA贈賄:PCI前社長ら起訴事実認める 地裁初公判 大分教員汚職:贈賄の元校長に有罪判決 大分地裁 文科省汚職:贈賄側の会社顧問に有罪判決 東京地裁 医療機器汚職:防衛医大教授を逮捕 260万円収賄容疑 大分県教委の教員採用汚職:教員汚職、組織ぐるみ 贈賄元校長に有罪--大分地裁判決 |
最終更新:11月21日0時30分
船橋市課長収賄:市役所に衝撃 副市長「信頼回復に努める」 /千葉
11月22日13時1分配信 毎日新聞
船橋市での宅地開発を巡り、業者から300万円の小切手を受け取ったとして、市宅地課長、早川雅人容疑者(53)が収賄容疑で逮捕された。「都市計画のエキスパートで、頼れる能吏だったのに」。逮捕から一夜明けた21日、市役所には衝撃が走り、松本敦司副市長らが記者会見で「市民の皆様にご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません」と陳謝した。【袴田貴行】
◇都市計画のエキスパート 市によると、早川容疑者は74年に採用され、主に建設局で勤務。93年以降は宅地課で開発計画の審査業務を担当し、今年4月に宅地課長になった。上司の要望もあり、15年以上連続して宅地関係の仕事を続けてきた。同僚の一人は「法律関係にも詳しく、職員みんなから頼りにされていた。借金の話は聞いたことがなかった」と驚きを隠さなかった。 藤代孝七市長は「職員が逮捕され誠に遺憾。早急に事実関係を把握し、厳正に対処する」とコメント。松本副市長は会見で「今後、原因究明を徹底して再発防止に努め、市の行政に対する信頼回復に努めたい」と述べた。 21日夜には県警が市役所を家宅捜索。職員らが不安げな表情で見守る中、宅地課の早川容疑者の机などから関係書類を押収した。 ◇宅地課は「窓口」 独断で許可できず 今回、贈収賄事件の舞台となったのは、同市芝山6の市街化区域6779平方メートルでの宅地開発。04年8月に申請があり、1年後の05年8月に許可。39戸が既に完売している。 事業者は宅地課に事前申請を提出後、道路や下水道関係など複数の課との協議を経て本申請し、すべての条件が整った段階で許可が下りる。早川容疑者は手続きがスムーズに進むよう担当者を一堂に集めるなどの便宜を図っていたとみられる。家・スタイルは、03~08年度に8件申請し許可されていた。 市建築部によると、宅地課の役割は「窓口」に過ぎず、課長や主幹には、本来許可が出ないものに許可を出せるような権限はないという。 ◇600万円は現金か 贈賄容疑会社社長、2回に分け手渡す 早川容疑者は、建築会社「家・スタイル」社長、飯田洋三郎容疑者(61)=贈賄容疑で逮捕=から300万円の小切手を受け取った後、庁舎内で600万円の現金を受け取った可能性が高いことが、県警捜査2課の調べで分かった。 追加の600万円は、飯田容疑者が2回に分けて渡したとみられるが、相当額の小切手や、現金化した記録は残っていない。県警は、「900万円ほど貸してほしい」との早川容疑者からの要請に応じ、飯田容疑者が残り600万円を現金で渡したとみている。早川容疑者は「ありがたかった」などと供述し、わいろを受け取ったことを明確に認識していたという。 県警は21日夜、船橋市役所や、同市にある家・スタイルの本社、本店、両容疑者の自宅の計5カ所を家宅捜索した。【寺田剛】 11月22日朝刊 |
最終更新:11月22日17時0分
船橋市汚職:贈賄容疑の開発業者、工期短縮で業績拡大 4年で売上高6倍に /千葉
11月23日12時0分配信 毎日新聞
船橋市での宅地開発を巡る贈収賄事件で、贈賄容疑で逮捕された飯田洋三郎容疑者(61)=同市南三咲=が社長を務める建築会社「家・スタイル」(本社・同市東船橋)は、04年からわずか4年に売上高を約6倍にするなど、急速に業績を拡大させていたことが分かった。収賄容疑の同市宅地課長、早川雅人容疑者(53)=習志野市藤崎=から開発の許可手続きで便宜を受け、工期の短縮を図って販売実績を伸ばしていたとみられる。
不動産関係者によると、同社は市内を中心に営業。東葉高速鉄道沿線の土地を買収して宅地分譲や造成を手がけてきたが、同沿線は「許可申請に時間がかかり、手を出したがらない」(地元建築業者)市街化調整区域も多い。しかし、同社の手続きの早さに注目し、主体的に仕事を請け負わず、飯田容疑者の会社の下請けになる業者もいたという。
民間調査会社によると、91年に同社の前身の会社が設立。00年に飯田容疑者が社長を務め、その後、社名を「家・スタイル」に変更した。04年2月期決算の売上高は2億円。その後、分譲開発で業績を上げ、05年=5億円▽06年=5・8億円と拡大。小切手の収受があったとされる07年の決算では、13億円と前年比2・3倍となった 一方、05年に同市内でも発覚した姉歯秀次・元1級建築士の耐震データ偽造事件などで許認可行政が厳しくなる中、早川容疑者について「業界側に立って仕事をしてくれた。 彼がいなくなったら大変」と話す業者もおり、業界の信頼を得ていたとみられる。県警捜査2課もこうした実態を把握しているとみられ、カードローンなどで多額の借金を抱える早川容疑者が、業績好調な会社を選別し、わいろをもちかけていたとみて実態解明を進めている。【寺田剛、中川聡子】 |
最終更新:11月23日12時0分
以上引用
この手のことなら、いくらでもありそうな予感・・。
直接、許認可はできないのだが、便宜をはかるということもあるんだろうと思う・・。
だって開発などは凄く時間がかかるというもの・・・。
因みに、堺市でも・・どうなんだろうか・・・市街化調整区域の開発が多いんではないのだろうか・・・。
連たん制度というのもあるのだが・・・そこら辺はいろいろと市街化調整の開発規制の実質的な合法的な抜け道・・・
意外といろんな問題を指摘されているのだが・・・・。
それにしても、お金が動くかどうかは別にして・・・行政と癒着の話は、この手の許認可に関しては比較的いろんな形で耳にする・・。
また、行政に顔が利くんだと自慢する人もいると聞く・・・。
さて、どうなんだろうか・・・・。
因みにシャープに関しては、特別扱い・・・異常なスピードでの開発が降りたというのだが・・・
こんな場合は、良いのだろうかと・・・個人的には大いに疑問を抱いてしまう・・。
まあ、誘致したんだから・・・其れなりの便宜を図ってもらわないと困るということで・・。言われたのか・・堺市から、そうさせてもらいます・・・なんて言ったのはどうかはわからないのだが・・・。
そして、お金が動いたのかどうかはわからないのだが・・・。
税金与えて・・・果たしてどうなんだろうか・・・
結果が出せなかったときにはどうなんだろうかと・・・
といろいろと考えてしまう・・・・。
さて、どうなんだろうか???
1 ■裁判を傍聴しました
12日の裁判を傍聴した限りでの感想を書きます。あくまでも個人的な感想です。
業者側は元課長の父親の経営する店の借金返済のために退職し、退職金で返すと聞き、定年間近で退職するのは忍びないと感じ、業者側の人の良さに漬け込み元課長が同情をかったものという印象。
また課長側の証人からは、通常の業務の範囲内であった事、便宜をはかった経緯も事実も証拠も無いことなどが証言された。
裁判を聞いた限り、業者側はあくまで、元課長の話に同情し仕事とは関係なく見返りを求めず、無利子で貸してしまっただけで、ある意味元課長に騙された被害者であると、感じました。
日頃から自分の損得を考えず人のため、周りのために無我夢中で真面目に働いていた、あんなにいい人はいないと地元関係者からは厚い信頼をかっている業者側。実際この事件のあとも顧客からはクレームどころか、社長に対する励ましの電話や言葉ばかりが寄せられているそうで、顧客からの信頼も高いよう。
その人柄を知ったうえで、借金を求めた元課長。巻き込まれた業者側と感じました。
業者側は何の取り計らいや便宜も受けている証拠も実態もなく、これがそうなんじゃないか?という一方的な検察側の「憶測」で、無罪判決がくだされてもおかしくないのでは?という印象、どうして懲役を求刑するのか、何に対してなのか全く伝わりませんでした。意地とプライドってやつなのでしょうか…。
報道に関しても一部の報道では検察側の意見しか書かれておらず、弁護側の意見や証言も含めなければ、本当の真実は見えてこないんだな、表現ってやり方次第では恐ろしいなと思いました。
長々と失礼しました。