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2児遺棄、殺人容疑で再逮捕へ 「死ぬとわかっていた」

2010年8月4日3時1分

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 大阪市西区のマンションで3歳と1歳の姉弟の遺体が見つかった事件で、大阪府警は母親の下村早苗容疑者(23)=死体遺棄容疑で逮捕=を殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。下村容疑者は部屋のドアを粘着テープで固定して2児を長期間放置したと供述しており、府警は、姉弟に食事も水も与えずに長期間放置すれば死亡することを十分認識していたとして、少なくとも「未必の故意」が問えると判断した。

 府警によると、下村容疑者は今年1月、現場マンションに入居。調べに対し、この時期から「子どもなんていなければいいのに」と思うようになったと説明している。6月下旬ごろに2児を残したままマンションを出たと供述し、「ご飯も水も与えなければ生きていくことはできないとわかっていた。私自身が育児放棄して殺してしまった」と話しているという。

 現場検証で、居間から玄関に通じるドアには上部、中部、下部に水平に粘着テープを張った跡が見つかった。下村容疑者は「6月下旬にマンションを出た際、ドアに粘着テープを張って開かないように固定していた」と認めている。府警は、同容疑者が長期間にわたって家を出ようと決意して放置したとみている。

 府警は今後、明確な殺意があったかどうかを捜査する。

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死体遺棄
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