「タコ・イカウイルス」の作成者を器物損壊容疑で逮捕-警視庁
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感染するとパソコン内のファイルを勝手に上書きするウイルスを作成し、パソコン内のデータを破損させたとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは4日までに、器物損壊の疑いで、大阪府泉佐野市、会社員中辻正人容疑者(27)を逮捕した。同センターによると、ウイルスによるデータ改変を器物損壊容疑で摘発したのは全国初という。
このウイルスはファイルをイカやタコなど魚介類の画像に書き換えることから「タコ・イカウイルス」と呼ばれ、アニメ音楽などウィニー上の偽装ファイルをダウンロードした途端、タコやイカ、ウニなどのキャラクターによる動画ファイルが作動する。
パソコン内のファイルのほとんどが書き換えられるほか、個人情報を抜き取る被害も生じ、中のデータも復元不能になる。
逮捕容疑は、6月23日、ウィニー上のアニメ音楽ファイルをダウンロードした北海道の無職男性(37)のパソコンを感染させ、ハードディスクを使用不能にした疑い。
同センターによると、同容疑者は感染すると特定の人物の名前や顔写真を画面上に勝手に表示させるウイルスを作ったとして2008年5月に著作権法違反などの罪で有罪判決を受け、現在執行猶予期間中。
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