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山本アナ自殺で「パワハラ体質」浮き彫り

2010年08月02日
エンタメ

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日本テレビの山本真純アナウンサー(享年34)が飛び降り自殺。テレビに出演した実兄がうつ病(産後うつ)の症状を見せていたことを明かした。だが日テレ関係者らの間では「ほかにも理由があったのでは?」とささやかれている。すでに本紙が昨報した「不倫の噂を流され、相当悩んでいた」という証言だけではなく、日テレ局内のうっ屈したムード、そしてアナウンス部に存在する〝パワハラ〟を指摘する声も出ている。
日テレ女子アナに相次いで悲劇が
「これは尋常ではない。いったい何人、日テレから自殺者が出るんだ!」と憤りを隠せないのは、ある日テレ関係者だ。
山本アナの前にも、2007年には育児休暇中の大杉(旧姓鈴木)君枝さん(享年43)が東京・渋谷区内の自宅マンションから転落死。自殺とみられている。 01年にも、すでに退社していたとはいえ、元アイドルアナの米森麻美さん(享年34)が大手食品メーカー創業家御曹司と結婚、長男を出産した直後に謎の死を遂げた。日テレ女子アナに相次いで悲劇が起こっている。
前出の例と関係があるかは不明だが、制作会社関係者は「ここ数年、日テレ局内の空気は非常に悪い。団結力が欠けちゃっている。企業として病んでいる。うつ病の人間も多い。会社の診療室も、うつ病専門のドクターは一時期、予約が取れないほどだったことも。成果主義に追い込まれている」と証言する。
好き嫌い人事とパワハラ
確かに03年には視聴率不正操作問題、昨年には「真相報道バンキシャ!」の虚偽証言報道事件など、次々に問題が発覚している。
山本アナが在籍していた編成局アナウンス部も、決して風通しがよかったとは言えない状況だったという。日テレ関係者は「日テレが放送する大きなイベントなどがあった時は、よく局幹部がアナウンス部に現れるんです。そこでちょっとでもミスをしたアナウンサーに、『お前、(アナウンス部から)出すぞ!』と恫喝まがいのことをしていました」と、パワハラの存在を明かした。
アナウンス部内でも、大きな問題を抱えていたようだ。
「好き嫌い人事があったんじゃないかな。アナウンス部から突然、ほかの部署に配属となって、泣いている人も多かったし…。ある女子アナが結婚した時には、上から『なんでこんな忙しい時期に結婚するんですか』と責められることもあったそうだよ」と芸能プロ幹部。山本アナが自殺した時も「『部内で何かあったのでは』という噂が流れた」(別の日テレ関係者)ほどだった。
「今の日テレの状態は本当にひどい。拝金主義で全然視聴者の方を向いていない。生まれ変わらないといけない」(前出の日テレ関係者)と指摘する声は、幹部たちに届くのだろうか?

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