秋篠宮ご夫妻が口蹄疫被害を慰労 宮崎で農業高校訪問宮崎県に滞在中の秋篠宮ご夫妻と次女佳子さまは2日、飼育していた牛や豚多数が口蹄疫で殺処分になった県立高鍋農業高校(高鍋町)を訪問。秋篠宮さまが生徒代表や県内の農家に「宮崎は畜産で有名な県。一日も早く復興されることを願っております」と慰労された。 同校には口蹄疫の被害を受けた西都市など11市町の首長と農家も集まった。一人一人に声を掛けた秋篠宮さまは「今まで蓄積されてきた肥育の技術が途切れてしまい、大変なことと思います」と気遣い、「父が大変心配しておりまして、殺処分は本当につらかったでしょう」と、天皇陛下の意向も伝えた。 紀子さまは、同校3年の松元武蔵さん(17)に「悲しいと思いますけれど、これからも宮崎の復興に向けて頑張ってください」と語りかけた。 飼育していた豚約1万6千頭が殺処分になった川南町の河野宜悦さん(48)は「癒やされた。今は無収入だが、みんなで力を合わせて頑張っていきたい」と話した。 【共同通信】
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