宮崎県が設立を発表した口蹄疫(こうていえき)からの再生・復興基金について、山田正彦農相は2日の衆院予算委員会で「ぜひ創設したいと考えている。内閣全体で県側の要望を聞いた上でしっかりと対応を検討したい」と答弁した。菅直人首相も「私が(現地で)申し上げた『できるだけの対応はする』という約束にふさわしい対応をするよう各大臣に指示したい」と述べた。石破茂・自民党政調会長の質問に答えた。
口蹄疫対策特別措置法は基金の設置主体を国及び地方公共団体と規定したが、山田農相は7月30日の閣議後会見では「今の時点では基金を作ることなく、きめ細かい措置はできているのではないか」と、創設に否定的な見解を示していた。【佐藤浩】
毎日新聞 2010年8月2日 19時53分(最終更新 8月2日 20時22分)