公開日:2010.07.30
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
徳山生コンクリート(株) | [大阪] 生コンクリートの製造販売 |
---|
特別清算申請へ / 負債総額 約28億円
~東証1部上場(株)トクヤマの子会社~
TSR企業コード:57-013965-1
徳山生コンクリート(株)(大阪市港区海岸通3-4-82、設立昭和40年4月、資本金1億円、藤崎厚二社長、従業員60名)は7月29日までに解散、特別清算申請の準備に入った。
負債総額は約28億円。
昭和42年10月に東京徳山生コンクリート(株)と合併、東証1部上場の(株)トクヤマ(東京都渋谷区)の100%子会社として生コンクリートの製造・販売を主業務としていた。大阪府大東市及び神戸市東灘区の2ヶ所に工場を有し、地元の生コン組合を対象に地盤を確保、ピークとなる平成9年3月期には年商49億5600万円を計上していた。
しかし、これ以降公共工事の削減や競合激化などによる影響を受け、16年3月期には年商約22億円にまでダウンし、この間度々赤字を計上していた。その後20年3月期に年商約25億円まで回復したものの、続く21年3月期は年商約24億円と再び減収に転じた。これら一連の赤字計上で財務は9億円の債務超過に陥るなど厳しい運営を余儀なくされていたうえ、22年3月期に入ってからは政権交代もあって、更にコンクリート需要が落ち込んだ。
そのような中、業績の回復は見込めないと判断したため今回の措置を採ることとした。
一般債権者には迷惑を掛けず、負債は(株)トクヤマが全額負担する予定。
禁・転載・複写
|
||
その他コンテンツ |