モスクワ記録的猛暑が本田に“飛び火”！？

　ＣＳＫＡモスクワの日本代表ＭＦ本田圭佑（２４）が、自然発火被害に巻き込まれる可能性が出てきた。記録的な猛暑の影響で、モスクワ郊外では泥炭層の自然発火が続出。泥炭層とは枯れた植物が分解しないままたい積したもので、火が付きやすく燃料としても使用される。猛暑が原因の火災の規模は７０００カ所、５０万ヘクタール以上に及び、モスクワ南部郊外のＣＳＫＡモスクワの練習場付近も危険な状況に陥っている。都市部では息苦しさを訴える人が相次いでおり、練習場付近で直接、火災が起きなくても煙の影響を受ける可能性が指摘されている。

　ＣＳＫＡモスクワは１日のスパルタク・モスクワ戦に２―１で逆転勝ちして、首位ゼニトと勝ち点差９の２位に浮上。左ＭＦでフル出場した本田は、スルツキ監督から高く評価され、本職の攻撃的位置での定位置奪回に前進した。今後の課題は期限付き移籍から復帰したＦＷバグネル・ラブら新戦力との連係向上で、本田も「難しいことは多々あるが、その中でも結果を出さないといけない」と意欲的だ。だが、自然発火の影響が練習に支障を来せば、十分な準備ができないまま、次節８日のディナモ・モスクワ戦を迎えることになる。

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