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ヒズボラ イスラエルをけん制

8月4日 7時59分

イスラエルとレバノンの間で緊張が続くなか、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは、イスラエルからいかなる攻撃があろうとも反撃するという姿勢を示し、イスラエルをけん制しました。

イスラエル軍とレバノン軍は、3日、イスラエル軍の部隊が国境沿いのフェンスを越えたのをきっかけに国境付近で銃撃戦となり、兵士ら5人が死亡し、現在も、にらみ合いを続けています。こうしたなか、4年前にイスラエル軍と1か月にわたって大規模な戦闘を繰り広げたレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが、イスラエルに勝利した戦いを祝うと称して大規模な式典を首都ベイルートで行いました。この中で、ヒズボラの最高指導者ナスララ師が、会場に設置された大型スクリーンを通じて演説を行い、「イスラエルからいかなる攻撃があろうとも、ヒズボラの兵士が反撃するであろう」と述べて、イスラエルを強くけん制しました。ヒズボラは、イスラエルが、核開発を続けるイランへの先制攻撃も辞さない構えを示す一方、イランとつながりが深いヒズボラとの戦闘準備にも入っているのではないかとみており、イスラエルに対する警戒を強めるなど双方の緊張が高まっています。