日本テレビ記者らが遭難死した事故現場に向かう、埼玉県警の山岳救助隊員らを乗せた車両=埼玉県秩父市
埼玉県秩父市の山中で、ヘリコプター墜落現場を取材しようとして遭難した日本テレビ記者北優路さん(30)とカメラマン川上順さん(43)の死因は、いずれも水死だったことが2日、秩父署の司法解剖で分かった。
同署によると、北さんは頭だけでなく胸や腕にも、何かにぶつかったような軽い擦り傷や打撲があったことが判明。目立った外傷がないとされていた川上さんも、頭や肩に打撲が見つかった。
秩父署は2人が沢で流されたり、滝つぼに落ちたりしておぼれた可能性があるとみて、外傷を負った経緯を詳しく調べる。
遺体が見つかった現場付近には高さ約3メートルの滝があり、遺体発見時に同行していた地元関係者が、2人が登ろうとして滝つぼに落ちた可能性を指摘している。