2010-08-03
最初のGW、上司が僕の家に訪問したとき、もし不在なら「殺すぞ」
なんやかんやで最初のGWを迎えた
なれない業務でストレスが溜まっていた僕だった
僕は東京出身なので久々に東京に帰って大学時代の友人と旅行にでも行き、ストレス発散しようと思っていたが、そうは問屋がおろさなかった
少々細かい話になるが、証券リテール営業をやる人間は、必ず「証券外務員」という資格を取らなければ営業活動ができない
その為、最初の2ヶ月間(4月、5月)は主としてこの外務員試験の勉強をすることになる
だが、結論から言うと、僕はGW中東京はおろか、家からほとんど一歩もでることはできなかった
それはGW前日に上司から
「GWは全て外務員の勉強に費やせ 4連休中の2日間、ランダムでお前の家に訪問する そのときに家で勉強していなければ殺すからな」
と言われていた為である
確かに試験で合格することは重要である 今後の営業活動に直接支障をきたすものだ
しかし、それは個人の裁量で任されてもいいのではないであろうか
なお、自慢する訳ではないが、僕はGW前に行われた模試においても常に好成績を残しており、不合格の可能性は極めて低いように感じられた
しかしながら上司は僕に謹慎(のようなもの)を命じ、僕のGWというストレス解消の場を奪いさってしまった
これも野村證券がプライベートな時間を奪い去っているほんの一例だ
今までは主として僕の身に降り掛かった理不尽な出来事を綴ってきたが、次のエントリーからは「なぜ野村證券で口座を作ってはならないのか」「なぜ野村の顧客になったら不幸になる人がほとんどなのか」を綴りたいと思う
入社後最初の週末 プライベートな時間までも奪う野村證券
入社後の最初の週末の土曜日、僕は慣れない業務のため疲労困憊で、休息を必要としていた
だが、そうは問屋が卸さなかった
「お花見」
そう、新入社員はお花見の準備と場所とりをするという義務が課せられているのである 勿論業務時間外なので給与は発生しない
しかし、正直いうと、僕は飲み会や宴会が好きなほうなので、このお花見に関してはさほど抵抗はなく、着々と準備をすすめていった
だが(ここから少し話がややこしい)実は来週の月曜日から再び東京で新人研修が行われるため、土曜日の夕方に東京行きの新幹線を予約しており、その時間までには解放してもらうというのがお花見参加の条件だった なぜかというと同日、土曜日の夜に人と会うアポイントメントをとっており、なんとしてでも午後7時までには東京につかなければならなかった為である
結果から言うと、なんとかギリギリ、新幹線の時間には間に合った
しかしお花見の会場にて先輩たちは
「1年目が土曜に東京に帰るなんて甘ったれたこと言ってるんじゃねぇ 今すぐ切符を払い戻しして今日は夜まで片付けの手伝いをしろ」
と言われた
事情を説明し、理解している直属のインストラクターにも夜までに東京に戻らなければならない旨を伝えていたのだが、この時、インストラクターは全く僕の味方はしてくれなかった
所詮新入社員のプライベートの予定が崩れようとも、関係ないと考えたのであろう
僕はプライベートとビジネスシーンを明確に分けたい性格である
そもそも土曜日というプライベートな時間をわざわざ会社行事に費やしているのに、その後の個人的な用事まで干渉される覚えはない
その時、僕は薄々感づいた
「この企業では新入社員に人権など存在せず、プライベートなどもっての他なのである」と
そしてその考えは、時が経つにつれ、確信へと変わっていくのであった
配属初日、インストラクターとの出会い、そして理不尽な叱責
僕は関東の大学を出ているのだが、配属は関西のとある地方支店だった
まず、僕の支店のビルは4階建てなのだが、新入社員〜3年目ほどまでの社員は、エレベータを使わせてもらえなかった
基本的に一階から四階までダッシュで上ることが義務付けられている
ちなみに新入社員には各々「インストラクター」という教育担当の上司が付く
このインストラクターの性格如何で新入社員時代の命運が決まると言っても過言ではない
インストラクターからすれば新入社員はどうやらカスのような存在らしく、2人称は原則として「お前」
あとは「なめてるのか」や「殺すぞ」といった社会人とは思えないような言葉遣いをしていた
この時点で僕はこのインストラクターにあまり好感を持たなかった
余談だが、新入社員には「野村80年の歴史」という野村證券誕生からの歴史が綴られた本が渡された
僕は読書が趣味なのであるが、このような本は見たことがなかったので、ふと興味本位でこのようにインストラクターに尋ねた
「この本は見たことありませんが非売品なのでしょうか?」
するとインストラクターは目の色を変えて
「お前この野村80年の歴史の本を売るつもりじゃないだろうな!そんなことしてみろ、殺すからな」
と言われた
当然僕は「この本が非売品だから売る」なんてことは一言も言っておらず、論理の飛躍もいいところだ
僕は
「僕は単純にこの本を見たことがなかったので非売品かどうかを尋ねただけです いきなり貴方に叱責されるのは極めて心外です」
と答えた
その瞬間から、僕に対する上司の風当たりが早速強くなったのは、言うまでもない
最近になって野村證券のリテール営業を辞めた
僕は野村證券を辞めるに至って
1、理不尽な社内ルール、習慣
2、うつ状態に陥る精神的ダメージ
3、休職した後、退職
というフローを経てきた
最近になり、精神状態もようやく安定し、冷静に物事を見れるようになった為、依然の証券リテール営業という職場が如何に魑魅魍魎(ちみもううりょう)とした世界で、社会に貢献していないかを、このブログで主張し、一般の野村證券に対するイメージが真実に近づけばと考えている
以後、このブログでは僕の個人的経験に基づいた野村證券内での実状を語っていきたいと思う。
勿論、この会社の全てが腐っている訳ではない 個人的に経済の勉強させてもらったことも大いにあったのだが、その代償はあまりにも大きかった ただそれだけのことである
ちなみにこのブログで語られる事象については全て実話に基づいた真実である
まずは手始めに、入社前に行われる研修について語りたい
分からない人の為に説明すると、野村證券の新卒社員は皆、3月31日に高輪研修センター(品川)に集められ、集団研修を行う
300人ほど入る講堂で研修は行われるのだが、まずここで今までの野村の人事サイドは就職面接のときから態度を一変させる
講堂内は空調がいまいち効いておらず、汗が出てくる程であったため、新入社員の数人は上のスーツを脱いでいた
すると人材開発部(新卒担当の人事部)は
「何を勝手にスーツを脱いでるんだっ!今すぐ着ろ!!」
と突然の罵声
どうやら戦闘民族たる野村マソは、常にスーツを着用していなければならないようだ
更にこの前日研修内容では「社歌の練習」というものがある
野村證券の社歌を新入社員全員で2時間ほど立ちっぱなしで練習させられる
少しでも小さな声しか出していないと
「声が小さいっ!!」
と人材開発部から罵声が飛び、彼らの手元にあるチェック表に注意された人物の名前ごと記録される
その日の夜は品川プリンスホテルが宿泊先として予約されているのだが、社歌の歌詞を渡され、一晩で必ず覚えてくるように命令される
そして4月1日の入社式でこの社歌を歌うことになる
だが、実際は社歌の歌詞は入社式会場の前方にあるスライドに表示されるので、暗記してくる必要は全くなかった
結論から言うと、人材開発部の単なる嫌がらせである
入社式が終わると、各支店にそのまま移動となる
都内勤務の人間は地下鉄で支店にいき、関西や九州、北海道の人間は新幹線なり飛行機を使い配属先へ赴くことになる
この配属先初日で早速僕は問題発言をしてしまい、以後上司から徹底マークされるようになるのだが、そのことに関しては次回のエントリーで書こうと思う