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【大相撲】

親方衆で改革委設置へ

2010年8月3日 紙面から

 立浪一門が2日、東京・両国国技館で一門会を開き、親方衆で組織する改革委員会の設置を日本相撲協会に求めることで一致した。野球賭博問題発覚以来、協会の改革は外部で組織された「ガバナンスの整備に関する独立委員会」が先導している。改革委は独立委に反発するのが目的ではないが、内部からの意見をぶつけ“徹底抗戦”に持ち込む構えだ。

 この日、オブザーバーとして第3回独立委員会に出席した、一門の春日山親方(元幕内春日富士)は「(改革委設置は)年寄総会で決めること。採用されるかどうか分からないが、危機管理や協会の仕組みを変えていかないといけない。段階をつけて組織を考えていかなくては」と語った。そのうえで、「自分たちは(協会の)中にいる。自分たちが自分の意見を出さないといけない。それを独立委に分かってもらえたら最高」と、協会側に主張を投げかけていくつもりだ。

 すでに改革委発足に向けて動き出しているようで、「(ほかの一門にも)分かってもらっている」(同親方)という。この件を理事会の議題に上げるかどうか、23日にも開かれる年寄総会で決める。

◆春日野親方も理解示す

 内部の改革委を作りたいという意見に対し、出羽ノ海一門の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「活気づいていいんじゃないか」と理解を示した。時津風、二所ノ関、出羽海の各一門も近く一門会を開く予定で、そこで改革委設置問題が話し合われる可能性もある。

 

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