「これ以上のものはありません」白鵬が陛下の言葉に喜び

天皇陛下からお祝いの書簡を贈られ、記者会見後に一礼する横綱・白鵬関

　大相撲名古屋場所で３場所連続優勝を果たしたものの、天皇賜杯を手にできなかった横綱・白鵬（２５）＝宮城野＝は３日、天皇陛下からのねぎらいとお祝いの言葉を受けて東京・両国国技館で記者会見し「これ以上のものはありません。心から喜んでおります。光栄でございます」と喜びを語った。

　日本相撲協会は賭博問題の影響を考慮し、天皇賜杯を自粛。これに対し史上初の３場所連続１５戦全勝優勝と、大鵬を抜いての４７連勝を果たした白鵬は、７月２５日の千秋楽での表彰式では悔し涙を流した。

　天皇陛下からの書簡のコピーを手にしたという白鵬は「この前は悔しさと寂しさがあって涙を出したけど、今回は心から喜べる。これからも“国技”相撲の発展のために頑張りたい」と、笑みを絶やさずに話した。

　横綱・白鵬「陛下からのお言葉をいただき、これ以上のものはない。千秋楽では賜杯がなく、うれしさと寂しい気持ちで涙を流したが、今回は心から喜んでいる」