足立区「１００歳以上」１８１人を実態調査

　東京都足立区の民家で１１１歳とされていた住人の加藤宗現さんとみられる遺体が見つかった事件で、区は３日、１００歳以上の高齢者の所在について実態調査に乗り出す方針を決めた。

　対象は来年３月３１日までに１００歳以上になる男女１８１人。居住地や生活状況の申請が必要となる介護保険サービスの利用の有無を調べた上で、利用がない場合は民生委員に対して情報提供を依頼。民生委員にも状況が分からない場合は、職員が直接訪問して所在を確認する。

　調査は６日までを予定。来年度以降も同様の調査を続けるという。

　近藤やよい区長は３日、「高齢者の安否確認は重要であり、これまで以上に関係機関と連絡を密にして情報収集し、現状把握に努めたい」とのコメントを発表した。

[ 2010年08月03日 18:16 ]