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「113歳女性」息子も消えた…住民票の住所は空き地

 東京都杉並区に住民登録している都内最高齢113歳の女性、古谷ふささんが所在不明になった問題で、古谷さんと同居している可能性があった息子(71)も、住民登録している千葉県市川市の住所に住んでいないことが3日、杉並区への取材で分かった。

 杉並区によると、息子は1981年に、市川市のアパートの住所で住民登録したが、その後、住民票は移してない。区職員が2日に訪れたが、既にアパートはなく、空き地になっているという。

 古谷さんの住民票は86年に長女(79)が市川市から杉並区に移転した際、一緒に移されたが、古谷さんは息子と市川市に残ったとされる。長女が「母や弟と一緒に住んでいた」と話している市川市内の住所は、別のアパートで、既にだれもいないとみられている。

 また、杉並区によると、都内在住の古谷さんの次女(74)と連絡が取れたが、次女は「50年ほど母や姉、弟と連絡を取っていない。母がどこに住んでいるのか分からない」と電話で話したという。

 これまで杉並区職員が古谷さんに直接会って所在を確認したことはなかった。100歳超の人に対しお祝いの品を贈ることになっており、複数回にわたり郵送で照会したが、一緒に住んでいることになっていた古谷さんの長女から受け取りを拒まれた。

 長女は古谷さんについて「千葉県に住んでいた弟と一緒にいると思うが、連絡先は知らない。(母と)最後に会ったのは20年ほど前で、死んでいるか生きているかも分からない」と話している。

 111歳の男性都内最高齢者が死亡していた疑いが浮上したことを受け、杉並区は先月30日、古谷さん方を訪問。長女の話から、古谷さんの所在が分からないことが判明した。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年08月03日 10:25 ]

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