<地球深部探査船>「ちきゅう」掘削部品が脱落 紀伊半島沖で作業中
8月3日8時6分配信 毎日新聞
海洋研究開発機構は2日、地球深部探査船「ちきゅう」が紀伊半島沖の熊野灘で海底掘削の作業中、海中につり下げていた鋼鉄製の管「ケーシングパイプ」(直径約50センチ、長さ約860メートル)が折れて脱落するトラブルが起きたと発表した。船や乗組員に異常はなく、ちきゅうは同日夕、新宮港(和歌山県新宮市)に帰港、予備のパイプを積んで3日に現場へ戻り、作業を続行する。
海底掘削は、東南海地震など巨大地震が起きる「南海トラフ」と呼ばれる海溝付近の地質を解明する国際共同研究の一環。来年度から3年かけ、水深約2キロの海底に深さ6〜7キロの穴を掘る計画で、7月15日から今月8日までの予定で予備掘削の作業中だった。
同機構によると、トラブルは1日午後4時半ごろ、新宮市の南東約70キロの海上で発生。予備掘削した穴(深さ868・5メートル)の壁面が崩れるのを防ぐため、ケーシングパイプを船から下ろして穴の中に納める作業の途中、水面下約30メートルの部分で接続部品が破断し、パイプ内部のドリルパイプとともに脱落した。黒潮の流れが予想以上に強かったため、作業を一時中断して近くの海域に退避中だったという。脱落部分は水深約2キロの海底で確認された。周辺の海底ケーブルや漁具への影響はなく、回収の予定もないという。【山田大輔】
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最終更新:8月3日8時6分
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