<探査船ちきゅう>海中でパイプ脱落 紀伊半島沖
8月2日20時58分配信 毎日新聞
海洋研究開発機構は2日、地球深部探査船「ちきゅう」が紀伊半島沖の熊野灘で海底掘削の作業中、海中につり下げていた鋼鉄製の管「ケーシングパイプ」(直径約50センチ、長さ約860メートル)が折れて脱落するトラブルが起きたと発表した。船や乗組員に異常はなく、ちきゅうは同日夕、新宮港(和歌山県新宮市)に帰港、予備のパイプを積んで3日に現場へ戻り、作業を続行する。
海底掘削は、東南海地震など巨大地震が起きる「南海トラフ」と呼ばれる海溝付近の地質を解明する国際共同研究の一環。来年度から3年かけ、水深約2キロの海底に深さ6〜7キロの穴を掘る計画で、7月15日から今月8日までの予定で予備掘削の作業中だった。
同機構によると、トラブルは1日午後4時半ごろ、新宮市の南東約70キロの海上で発生。予備掘削した穴(深さ868.5メートル)の壁面が崩れるのを防ぐため、ケーシングパイプを船から下ろして穴の中に納める作業の途中、水面下約30メートルの部分で接続部品が破断し、パイプ内部のドリルパイプとともに脱落した。黒潮の流れが予想以上に強かったため、作業を一時中断して近くの海域に退避中だった。【山田大輔】
【関連ニュース】
掘り出しニュース:ウナギの完全養殖成功 研究成果を展示 鳥羽・海の博物館
地球温暖化:小型貝危機 北極海の酸性化進む
地球深部探査船:「ちきゅう」内部公開 南海トラフ帯掘削説明 /和歌山
ウナギ:完全養殖に成功した研究成果を展示−−鳥羽・海の博物館 /三重
世界自然遺産:知床科学委、モニタリング案を提示 /北海道
海底掘削は、東南海地震など巨大地震が起きる「南海トラフ」と呼ばれる海溝付近の地質を解明する国際共同研究の一環。来年度から3年かけ、水深約2キロの海底に深さ6〜7キロの穴を掘る計画で、7月15日から今月8日までの予定で予備掘削の作業中だった。
同機構によると、トラブルは1日午後4時半ごろ、新宮市の南東約70キロの海上で発生。予備掘削した穴(深さ868.5メートル)の壁面が崩れるのを防ぐため、ケーシングパイプを船から下ろして穴の中に納める作業の途中、水面下約30メートルの部分で接続部品が破断し、パイプ内部のドリルパイプとともに脱落した。黒潮の流れが予想以上に強かったため、作業を一時中断して近くの海域に退避中だった。【山田大輔】
【関連ニュース】
掘り出しニュース:ウナギの完全養殖成功 研究成果を展示 鳥羽・海の博物館
地球温暖化:小型貝危機 北極海の酸性化進む
地球深部探査船:「ちきゅう」内部公開 南海トラフ帯掘削説明 /和歌山
ウナギ:完全養殖に成功した研究成果を展示−−鳥羽・海の博物館 /三重
世界自然遺産:知床科学委、モニタリング案を提示 /北海道
最終更新:8月2日20時58分
Yahoo!ニュース関連記事
- 「ちきゅう」の掘削用パイプ脱落=紀伊半島沖で―海洋機構(時事通信) 8月 3日11時57分
- <地球深部探査船>「ちきゅう」掘削部品が脱落 紀伊半島沖で作業中(毎日新聞) 8月 3日 8時 6分
- <探査船ちきゅう>海中でパイプ脱落 紀伊半島沖(毎日新聞) 8月 2日20時58分
- 1・3億円の機器、2千mの海底に沈む(読売新聞) 8月 2日20時46分
主なニュースサイトで 海洋研究 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 国に経営統合を要請=メトロと都営地下鉄―都(時事通信) 3日(火)13時37分
- 異変気付かず、生存確認せぬ間に113歳不明(読売新聞) 3日(火)7時57分
- 「会いたい、もう1回」=足立区の事件知り不安に―都内最高齢女性不明で長女(時事通信) 3日(火)11時33分
|